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販売に携わる者として押さえておきたい「現代社会の細分化」

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個人差のある話ですが、ウェブ業界の人と話をすると、基本的なウェブの知識を誰しもが共有していると思い込んでいる節が数多く見受けられます。

しかし、多くの人はウェブを使うことはできても構築することはできないのです。

例えば、「〇〇のリンクを貼ってもらえますか?」とウェブ素人のブランド担当者が尋ねたとしましょう。こんな話はよくあることですし、当方もそういうことを尋ねます。

一方、ウェブ業界の基礎的な常識でいうなら、このリンクを貼るのはちょっと手間がかかるので、本来なら金額の多寡は別として有料になる案件なのです。

ではこの担当者は「有料だと知っているが、とぼけて尋ねてタダで作業させてやろう」と思っているかというと、そんなことはありません。多くの場合は、本当にそれが有料なのか無料なのか知らないのです。

そこに気が付かずに身構えてしまうウェブ業界人は数多く見受けられます。

ウェブ構築・プログラミングという作業は、年々身近になってきてはいますが、やはりいまだに多くの人にとっては特殊技術であり、その道のプロと素人との情報格差・知識格差は縮まる気配もないのです。

さて、翻って衣料品業界・繊維業界を見てみましょう。

個々人の知識やスキルにはそれなりに格差はあるというものの、業界外の人よりは情報や知識を持っています。

「こんなこと誰でも知っているだろう」「素人でもこの程度は知っているだろう」

なんて決めつけてはいませんか?

当方もよくあるのですが、「この程度の製造の知識は誰でも知っているだろう」「この程度の産地情報は誰でも持っているだろう」と思ってしまいます。

そのたびに主宰の四元さんや、土曜日担当の深地さんに「いやいや、それみんな知らないですから」と突っ込まれます。

この2人がトップセラーの中で当方と一番会う回数が多いので。

どの業界でもどのジャンルでも起こりがちなことではありますが、例えば、販売する機会ではどうでしょうか。あまりくどくどと説明する販売員もウザいことこの上ないですが、逆に、尋ねてもあまり説明してくれない販売員もどうかと思います。

とはいうものの、当方も販売している際に、次から次へと質問してくる客には少なからずイラっとします。(笑)

現代社会では各分野が高度化して細分化されています。

例えば、昔「デザイナー」といえば、服もグラフィックもアニメのメカニックもなんでもデザインできたのです。有名なところだと機動戦士ガンダムのモビル―スーツをデザインした大河原邦男さんは、オンワード樫山の元デザイナーなのです。40年以上前だと洋服のデザイナーからアニメのデザイナーに転身することは比較的容易だったのです。今はどうでしょうか?オンワードのデザイナーが、アニメデザイナーに転職できるでしょうか。ちょっとおいそれとはできないでしょう。またアニメの専門学校に通わねばなりません。

医療もしかりで、昔は全分野を手掛けられる万能医がいましたが、今では高度に細分化されているため無理です。

ですので、それほどにこの衣料品業界・繊維業界の情報・知識も細分化されているのです。そのことを頭に入れておくと販売のやり方も変わってくる部分があるのではないでしょうか。

こちらからは以上です。

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