(左から)ヤフーCEOの川邊健太郎氏、ZOZO新社長の澤田宏太郎氏、ZOZO創業者の前澤友作氏
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ヤフーがZOZOを4000億円で買収、EC事業の取扱高は楽天やAmazonが射程圏内に

Update:

【2019年10月17日続報】オンラインショッピングモール「PayPayモール」がオープン。「ダイソン(Dyson)」や「@cosme shopping」など約600ストアをラインナップし、今後は「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」も出店を予定していると発表した。

(左から)ヤフーCEOの川邊健太郎氏、ZOZO新社長の澤田宏太郎氏、ZOZO創業者の前澤友作氏
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 ソフトバンク傘下のヤフーとZOZOが9月12日、都内で共同記者会見を開き、ヤフーによるZOZOへの株式公開買い付け(TOB)実施し、子会社化すると正式発表した。ヤフーの2019年3月期におけるEコマース事業(物販)の取扱高は1兆9,517億円、ZOZOの2019年3月期の商品取扱高は3,231億円で、両社の取扱高を合算すると2兆円を超えることになる。ヤフーCEOの川邊健太郎氏は両社の成長率を踏まえた上で「2020年代前半にEコマース取扱高(物販)国内ナンバー1が射程圏内になる」とコメントした。

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 今回のTOBでヤフーは約4,000億円を投資し、ZOZOの株式を最大50.10%を取得する予定。ZOZO創業者で同社の株式37%を保有する前澤友作氏も賛同し、全株式を売却する。今回のTOBに伴い、両社は資本業務提携契約を締結すると発表した。

 ヤフーのZOZO買収の背景には、Eコマース事業の成長戦略がある。同社はこれまで広告事業を収益の柱としていたが、今後はEコマース事業に注力し、"業績のキードライバー"にしていく方針。ZOZOが有する若年層の顧客を取り込む狙いがあるほか、今秋にインターネットオークションサービス「ヤフオク!」や「Yahoo!ショッピング」とは異なる、スマートフォン決済サービス「ペイペイ(PayPay)」と連携した新たなオンラインショッピングモール「PayPayモール」の立ち上げを予定しており、ブランド数7,300以上、出店ショップ1,200店以上を有するZOZOのファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」をファッションカテゴリーに誘致することでサービスの拡大を図る計画だ。ゾゾタウンの出店ブランドに対しては「ブランド側の意思で、理解して参加していただきたい」(川邊CEO)とコメントしている。

 両社はともに創業20年を超え、日本のインターネット業界を盛り上げてきた古参企業。川邊CEOは「ZOZOと"カッコよくて便利なeコマース"の未来を作っていきたい」と話した。なお、ヤフーはEコマース事業の成長のため、機会があれば、ZOZOやアスクルのようなオリジナリティのあるECサービスを展開する企業の買収を今後も検討していく考えだ。

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