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香港大型デモの影響続く「ルイ・ヴィトン」時代広場店が閉店

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【Louis Vuitton(ルイヴィトン)】香港,時代広場店が閉店

2019年から続く香港の政治的混乱、大型デモの影響は、香港のファッション経済にも大きな影響を与えています。

Louis Vuitton(ルイヴィトン)の香港コーズウェイベイの時代広場(タイムズスクエア)店が閉店すると、香港のメディア南華早報が報道し、現地では話題になっています。

時代広場(タイムズスクエア)ショッピングモールの2階に位置し、929平米を誇ったLouis Vuitton(ルイヴィトン)の店舗ですが、今回は、ディベロッパーの九龍倉置業地産投資有限公司(Wharf Real Estate Investment Corporation)とのテナント料契約交渉がうまくいかなかったことが要因と言われています。

香港の社会状況の悪化は香港小売経済と観光経済に大きな悪影響を与え続けていて、香港政府が発表した2019年11月の小売販売額の推計は300億香港ドルとなり、前年比23.6%ダウンとなりました。

その中でも百貨店販売額は32.9%ダウン、ジュエリーや時計などのラグジュアリーアイテムのカテゴリは43.5%ダウンとなっており、富裕層の香港離れが色濃くみてとれます。

香港旅行発展局の発表によると、2019年11月の香港への旅行客は264.6万人で、前年比55.9ダウンと大きな打撃を受けています。

香港小売管理協会の2020年頭の予測によると、7000を超える企業、あるいは全体の10%以上の企業が、6ヶ月以内に倒産あるいは撤退する可能性をもっているようです。

2019年8月の時点で、Prada(プラダ)もコーズウェイベイのPlaza 2000店を契約更新せず閉店しています。

Louis Vuitton(ルイヴィトン)はこれに続く形となり、香港のLouis Vuitton(ルイヴィトン)の店舗数は7店舗になります。

実際は、社会情勢悪化の前は時代広場(タイムズスクエア)店の売上は好調で、月商2500万香港ドル(約3.5億円)とも言われ、Louis Vuitton(ルイヴィトン)としても香港空港に9店舗目の出店を計画していたほどでした。

エリアにもよりますが、香港のテナント料は前年比で5~30%下げている商業施設がどんどん増えています。それでも売上の減少とのバランスが合わず、退店を余技なくするブランドが増え続けています。

とはいえ、ディベロッパー側もそう簡単にこれ以上テナント料を下げていくわけにもいかず、香港の苦境はまだまだ続きそうです。

兒玉キミト

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