ディオール メンズ 2020-21年ウィンターコレクションのフィナーレ
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「ディオール」メンズ、故ジュディ・ブレイムのパンク精神が宿る20-21年ウィンターコレクションを発表

ディオール メンズ 2020-21年ウィンターコレクションのフィナーレ Image by FASHIONSNAP.COM(Photo by Koji Hirano)
ディオール メンズ 2020-21年ウィンターコレクションのフィナーレ
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 「ディオール(DIOR)」が、パリのファッションウィークでメンズ2020-21年ウィンターコレクションを発表した。ショーはアーティスティックディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)の親しい友人で、2018年2月にこの世を去ったスタイリストのジュディ・ブレイム(Judy Blame)にオマージュ。メゾンのサヴォアフェールとブレイムのパンクな世界観を融合させたコレクションを披露した。

 ブレイムは80年代後半、ジョン・ムーア(John Moore)によるショップ兼デザインスタジオ「ザ・ハウスオブビューティアンドカルチャー(The House of Beauty and Culture)」の立ち上げにクリストファー・ネメス(Christopher Nemeth)らと共に携わり、前衛的なアプローチでパンクファッションの礎を築いた人物。デザイナーやアーティストとのコラボレーションにより生み出された作品は、キムをはじめとするファッションクリエイターたちに多大な影響を与えた。

 パリのメンズファッションウィーク4日目、コンコルド広場の特設会場で開かれたショーは、ランウェイの中央に透明の仕切りが作られ、その中にスモークが焚かれる仕掛け。グレー&ブルーやキャメルカラーのクラシカルなシルエットのジャケットやテイラードスーツが主軸に構成された。ペイズリーやアラベスク柄のシャツを合わせ、まくりあげた袖口からベロアやオブリーク柄など様々な素材のオペラグローブを見せるスタイリングが特徴だ。シャツやニット、グローブにはビーズのエンブロイダリーが随所に施され、最後に登場したビーズ刺繍のエレガントなビジューコートは、1961年から1989年まで約30年間にわたりメゾンのアーティスティックディレクターを務めたマルク・ボアン(Marc Bohan)へのオマージュとして、1100時間以上をかけて制作されたオートクチュールピースだという。

 スタイルのアクセントとなっているジッパーやウォレットチェーンはブレイムのパンク精神を想起させ、特にDIYパンクを提案したブレイムを象徴する安全ピンは、コレクションのキーディティールとして随所に取り入れられた。「サドル」バッグはカーフスキンやオブリークを使い、滑らかで大きめなフォルムの「ソフト サドル」として再解釈されたほか、クロコ型押し風のバッグやスムースレザーのアクセサリーなどをスタイリング。ベレーはメゾンの帽子デザイナー スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)によるもので、80年代の「バッファロー」ムーブメントにインスパイアされている。

 また、コレクションでは、ムッシュ ディオールが最初に構えたブティック「コリフィシェ(小間物屋)」の壁に装飾されていた「トワル ドゥ ジュイ」からインスピレーションを得て、新たに制作されたシグネチャーモチーフ「トワル ドゥ ジュディ(TOILEDE JUDY)」が登場。ジュディ・ブレイムの功績を讃えるために設立されたトラスト ジュディ・ブレイム財団とのコラボレーションにより、同氏の作品をベースにデザインした。



 ショーには俳優の吉沢亮やプロサーファーの五十嵐カノア、けみおのほか、ケイト・モス(Kate Moss)とライラ・グレース・モス(Lila Grace Moss)の親子、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、ロバート・パティンソン(Robert Pattinson)、ナム・ジュヒョク(Nam Joo Hyuk)など多くのセレブリティが来場した。

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