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ウジョーが初めてパリでショー 切り落として重ねる「大胆不敵なレイヤード」

Image by: UJOH

 西崎暢が手掛ける「ウジョー(UJOH)」が、初めてパリでランウェイショーを開催し、2020-21年秋冬コレクションを発表した。西崎は「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」でパタンナーを務めていた約15年前にショーのバックステージを経験しており、パリについて「続きは自分たちのブランドで出てくることができた」と感慨深く振り返った。

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 初めて海外に進出したのが2016年。アルマーニのサポートを得てミラノで発表し、数シーズンを経てパリへ。パリコレの公式スケジュールではないが、ウィーク中盤の日程の合間を狙い、会場にはパリ中心部にあるアレキサンドル三世橋の下の「Le Bridge」を選んだ。

 パタンナー視点のテーラリングやカッティングによる、クリーンなデザインやシルエットに定評のあるウジョー。今シーズンは「必要最小限のシンプルはつまらない」という考えから、必要なものも削ぎ落とすアプローチで、不完全でありながら大胆なフォルムを構成した。

 西崎が「不敵なレイヤード」と称するコレクションは、重ね着というよりも立体で組み合わせるパズルのよう。ファーストルックはピンストライプのジャケットに、半身頃のみのアウターを重ねた。左のみに垂れ下がる2本目の腕は、異なる着方もできるという印になっている。

 ロングスカートを切り落としたタブリエを巻き付けたり、片方のみサスペンダーが付いた左右でボリュームが異なるパンツ、丈がアンバランスなコートなど、発表されたルックのほとんどがアシンメトリー。異なるパターンや異素材がレイヤードによって溶け合い、時にはアクセサリーのようにパーツを重ねることで、意外性と遊びのあるシルエットを作っている。スタイリングは、スタイリストの水谷美香が担当した。

 ブランドの強みを最大限に生かして印象を残すことは、特に初めての地での発表には重要になってくる。バックステージでは複雑な着せつけにフィッターらが苦労したというが、本番では堂々としたランウェイを見せた。新型コロナウイルスの影響によって通常よりもパリにバイヤーが少ないという試練のシーズンではあるが、以前から視野に入れていたパリで西崎は「チャレンジを続けたい」と話している。

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