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新型コロナ対策で広がる支援の輪 世界中のファッション企業が寄付や物資提供【随時更新】

 2019年12月に中国湖北省の武漢で発症した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、世界中に広がり猛威を振るっている。全世界の感染者が50万人以上(3月27日時点)に拡大していることを受け、中国やヨーロッパ、アメリカなど甚大な影響を及ぼしている国と地域を中心に、団結の動きや支援の輪が広がっている。ラグジュアリーグループやブランド、ファッション関連企業などが行っている、支援や寄付の内容をまとめた。

最終更新4月22日

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【1ページ】ラグジュアリーグループ&企業
【2ページ】ブランド

【ラグジュアリーグループ】
・LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ

 救急医療用品の資金として、中国の赤十字基金会に1,600万元(約2億4,000万円)を寄付。3ヶ所の香水工場を稼働して手指消毒用水性アルコールジェルを生産およびフランスの保健当局に無料で提供したほか、約4,000万枚分のマスクをフランスの保健当局に供給した。

・ケリング

 湖北省の赤十字基金に750万元(約1億1,250万円)を寄付。イタリアのロンバルディア、トスカーナ、ヴェネト、ラティオにある主要な病院に対しても寄付し、ウイルスの研究支援のためにパスツール研究所にも資金援助を行った。このほか、中国から輸入した300万枚の医療マスクをフランスの医療機関に提供した。傘下ブランドが合同で、アメリカ疫病予防管理センター(CDC)の救命活動を拡大するための財団に100万ドルの寄付を行った。

・アルマーニグループ

 イタリア内で感染被害が集中しているベルガモやピアチェンツァ、ヴェルシリアなどの病院のほか、感染拡大対策に関わる機関に対して総額200万ユーロ(約2億3,400万円)を寄付。イタリア国内でグループが運営する全ての自社生産工場で、使い捨ての医療用オーバーオールを製造している。

・メイフーラ(ヴァレンティノ、バルマン、パルジレリ)

 ミラノ・サッコ病院に、感染者の増加を防ぐ新型の陰圧換気装置を寄贈し、集中治療室の安全性と効率の向上を目指す。このほかイタリア市民保護局に対して、ウイルスの治療をサポートするための100万ユーロ(約1億2,000万円)を寄付。このほか、呼吸器や採血キット、マスク、カテーテルといった物資、スタッフの健康と福祉をサポートするための100万ユーロをフランスの慈善団体に提供した。

・トッズ

 グループ創業家のデラヴァッレ(Della Valle)一族が、新型コロナウイルスにより死亡した医療従事者の遺族を支援する基金「Sempre con Voi(日本語訳:いつもあなたと)」を設立。市民保護局が開設した口座で寄付を受け付けており、トッズ創業一族はブランドの従業員を代表し、基金に総額500万ユーロの寄付を実施した。

【企業】
・ファーストリテイリング

 医療用マスク1,000万枚を日本および各国の医療機関などに寄贈。イタリアと米国では、現地法人を通じてそれぞれ約100万枚を寄贈しており、今後も感染拡大が続く欧州諸国、アジア地域においても現地法人を通じて支援のニーズを把握し、随時提供していく。

・ナイキ

 中国青年開発財団に140万ドル(約1億5,000万円)を寄付し、治療に必要な装備や人員供給をサポート。国連財団とスイス慈善財団が立ち上げた世界的なCOVID-19連帯対応基金、オレゴンコミュニティーリカバリーファンド、ボストン財団のCOVID-19対応基金など各地の基金を通じて、総額1,500万ドル(約16億3,000万円)以上を寄付した。このほか、オレゴン健康科学大学(OHSU)と連携し、新型コロナウイルスの対処をサポートするための電源付きフェイスシールドと人工呼吸器レンズを製造した。

・ヘネス・アンド・ マウリッツ(H&M)

 COVID-19連帯対応基金に50万ドル(約5,400万円)を寄付し、ワクチン開発から検査、治療までを支援。

・ジェオックス

 マリオ・モレッティ・ポレガート会長と、傘下のディアドラ社のエンリコ・モレッティ・ポレガート社長が連名で、イタリア・ヴェネト州に新型コロナウイルス感染症による緊急事態への対策支援として100万ユーロ(約1億2,000万円)を寄付。

・ギャップ

 国際的な非営利団体に100万ドル(約1億730万円)以上を寄付。カリフォルニアの医療ネットワークと連携し、マスク、保護ガウン、ゴーグルを提供するための取り組みを開始したほか、製造パートナーと協力して余分な衣服を使ったファブリックマスク、保護用品を製造することについても検討している。

・バイヤスドルフ(ニベア)

 100万リットルの消毒剤の寄付、500万個のニベアスキンケア製品の寄付、バイヤスドルフグループの現地パートナーであるNGOへの財政支援を含む5,000万ユーロ(約60億円)の国際資金プログラムを発表。

・カプリ・ホールディングスリミテッド(マイケル・コース、ジミー チュウ、ヴェルサーチェ)
 ニューヨーク市最大の病院2軒、病人の食事を提供する慈善団体「God's Love We Deliver」のほか、CFDA/Vogue Fashion Fundに300万ドル(約3億円)以上を寄付。

・PVH Corporation(カルバン・クライン)

 最前線の医療従事者を支援するために、隔離ガウンやマスク、フェイスシールドを含む個人用保護具200万個をニューヨークのモンテフィオーレヘルスシステムに提供。PVH財団を通じて、被害の救済に向けて100万ドルを拠出し、国連財団とスイス慈善基金が設立した新型コロナウイルス連帯対応資金へ10万ドルを寄付し、そのほかは世界保健機関(WHO)やパートナーをサポートするために使用する。このほか、中国赤十字協会とCFDA /ヴォーグファッションファンドによる「A Common Thread」にも5万ドルずつ寄付した。

・コーセー

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、アルコール配合のハンドクリーナー3万個以上を保育園に無償で提供する。

・アップル

 医療従事者向けのフェイスシールドを開発。まずはアメリカ国内の医療機関に提供し、国外での展開も検討しているという。

・ファーフェッチ

 新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受ける個人レーベルや小規模ブティックが扱う商品を優先的にサイトのトップページに取り上げるキャンペーン「#SupportBoutiques」を実施。このほか、マーケットプレイスの使用手数料を免除または減額する取り組みも行っている。

次のページは>>バーバリーのコート工場で医療用ガウン製造、ブルガリ香水工場で消毒ジェル生産など

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