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「エルメス」国内1号店が日本の伝統を取り入れた新デザインに刷新、ファサードはオレンジからブラックに

エルメス丸の内店 Image by FASHIONSNAP.COM
エルメス丸の内店
Image by: FASHIONSNAP.COM

 「エルメス(HERMÈS)」が、8月8日にリニューアルオープンする丸の内店を公開した。世界中のエルメスブティックの設計を手がけてきたパリの建築事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール)がデザインを担当。日本の伝統工芸や技術とメゾンのエスプリを融合した店舗をデザインしたという。

 丸の内店はエルメスの日本1号店として1979年にオープン。2004年に現在の丸の内・仲通沿いに面した新東京ビルに移転し、メゾンのアイコニックなオレンジカラーで彩ったファサードで親しまれてきた。

 エルメスの2020年のテーマ「イノベーションの動き」に倣い、丸の内店のリニューアルにおいてもメゾンの革新的なエスプリを表現するのに欠かせない職人の創意工夫に敬意を表したという。職人による伝統的な技術を随所に取り入れたほか、店内の各所にカレのアーカイヴのデッサン画や、杉本博司などによるアート作品を展示し、多角的に美を体現した空間に仕上げた。

 ファサードはオレンジから艶やかなブラックに刷新した。オープン時のウィンドウディスプレイはトラフ建築設計事務所が制作を担当。カラフルなアクリル板でメゾンのルーツと縁が深い馬のモチーフを象り、2020年秋冬コレクションのカレやシューズ、レザーバッグの新作と組み合わせた。

 エントランスの床には、パリのフォーブル・サントノーレ店を想起させるメゾンの象徴的な「エクスリブリス」のモチーフをモザイクであしらった。他店舗との共通デザインであるモザイクのカラーは、同店の特別仕様としてグリーンパールとシャイニーブラックを採用している。

 1階はホームコレクションやレザーグッズ、シルク製品、ジュエリー、時計を取り扱うほか、サロンスペースを設置。階段横の壁は左官職人の手作業で、禅寺の庭園を彷彿とさせる独創的な雰囲気に仕上げた。また、壁面の一部に西陣織りを取り入れ、店内に配置された信楽焼のテーブルなどで、日本の伝統工芸とメゾンのエスプリの融合を体現。ラグのカラーは皇居や仲通りの並木など丸の内周辺の自然環境をイメージし、エリア独自のデザインとして濃淡が異なるグリーンやニュアンスカラーを採用した。

 2階では竹を床材に使用。ガラス製の仕切りは手漉き和紙を内側に挟み、光を透過させることで穏やかな空間を演出している。

 リニューアルオープン当日の8月8日には、花を乗せた馬車が店舗周辺を不定期で巡回し、店頭で花を配るイベントを実施。またエルメスでは今後、9月5日に仙台のエルメス藤崎店をリニューアルオープンし、19日には大阪・心斎橋に新たな直営店を出店する計画だ。

■エルメス丸の内店
リニューアルオープン日:2020年8月8日(土)
住所:東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1階

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