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老舗銭湯「黄金湯」が長坂常の設計でリニューアル、サウナやバーで若者の集客狙う

黄金湯外観写真 Image by FASHIONSNAP.COM/スキーマ建築計画
黄金湯外観写真
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 今年で創業88周年を迎える錦糸町の老舗銭湯「黄金湯」が、8月22日のリニューアルオープンに先駆けて内部を公開した。

 黄金湯はJR錦糸町駅北口から徒歩6分の場所に位置し、押上の老舗銭湯「大黒湯」の姉妹店として営業している。老朽化に伴い「銭湯改修プロジェクト」を始動し、今年2月から改修工事を開始したが、新型コロナウイルスの影響で工事は一時休止。費用を賄うために5月下旬からクラウドファンディングを実施したところ、目標額の600万円に対し、終了時点で1000人以上の支援者から約658万円が寄せられた。

 今回のプロジェクトでは総合プロデュースを「ヒロコレッジ(HIROCOLEDGE)」の高橋理子、内装設計を「ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)」や「ヘイ トウキョウ(HAY TOKYO)」の店舗などを手掛けてきたスキーマ建築計画の長坂常がそれぞれ担当した。長坂は構想から1年半かけて内装を設計。風呂場の男女の境界壁の高さが2250mmという点に着目し、脱衣所を含む2250mm以下の壁は柔らかい印象のベージュカラーに統一し、2250mm以上は素材にコンクリートを用いることでコントラストを表現した。風呂場のコンクリートの壁には漫画「きょうの猫村さん」の作者ほしよりこによる富士絵巻図をデザイン。このほか「境界を超えた2250の世界で思いを馳せる」をコンセプトに、風呂場には男女の風呂場を繋げる手すり「ラブバー」を、脱衣所には現代美術家の田中偉一郎がデザインした大のれんを設置した。

 また、若年層の集客を促す取り組みとして、近年若者の間で人気が高まっているサウナを2種類用意。水風呂や外気浴をスムーズに楽しむことができる設計のオートロウリュサウナと、国産ヒノキのセルフロウリュサウナを設ける。


 エントランスにはDJブースを備え、牛乳やクラフトビールを提供する「番台バー」を設置。全体のデザインは提灯からインスピレーションを得た。長坂はリニューアル後の黄金湯について「老若男女から支持される憩いの場になって欲しい。銭湯で錦糸町を盛り上げていきたい」と話す。グローバルでありながらローカルな「グローカル銭湯」を目指し、地域の人や銭湯好きの人たちだけではなく、銭湯に馴染みのない若者や外国人などを取り込むことで、銭湯文化の活性化を図るという。

■黄金湯
リニューアルオープン日:2020年8月22日(土)
住所:東京都墨田区太平4丁目 14-6 金澤マンション1階
営業時間:15:30〜24:00
定休日:水曜日
料金:大人 470円、中学生 370円、小学生180円、幼児 80円
公式サイト

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