「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」の日本総代理店であるドーム社は、 NBAフィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属するジョエル・エンビード(Joel Embiid)初のシグネチャーシューズ「UA EMBIID ONE」(1万2,500円+税)を、9月19日に「アンダーアーマー」直営店と公式サイトで発売する。
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「UA EMBIID ONE」の発売に向けて、9月3日には「ジョエル・エンビードSTORY前編」を公開。17日にはインタビュー形式の「UA EMBIID ONE」の開発秘話を公開した。
インタビューでは、「アンダーアーマー」のバスケットボールシューズデザイナーであるレジー・ウィルソンが、デザインのためにどんなことを行ったのか、まったく新しいポジションレスシューズの開発プロセスについて語っている。
エンビードとの初期のミーティングについて聞かれると、「私が初めてジョエルに会ったのは彼のマンションで、スケッチを見せながら数時間にわたって質問をしました。彼はクローゼットの中を見回しながらイメージを膨らませて、質問に答えてくれました。その時の彼の意見が、デザインの方向性を決めるのに役立っています」とコメント。ミーティングの中で特に印象に残っていることについては、「エンビードは、『僕の人生は映画のようなものだ』と言っていました。最初は笑いましたが、深く考えていくとその言葉は理にかなっています。彼が短期間で達成したことを見てください。約10年前にバスケットボールをプレーし始めたばかりなのです。本当にすごい。そして、最終的にシルエットやさまざまなカラーウェイを開発し始めた時、大きな方向性が固まりました。すべての主人公には、どのように始まったのか、起源の物語があるという考えです。『UA EMBIID ONE』は、カメルーンからNBAへとたどり着いた、エンビードのストーリーに影響を受けています」と述べた。
特別なアスリートのシューズをデザインするのは、どのような気持ちだったか?プレッシャーはあったか?との問いには「全体のプロセスを通して、とても貴重な体験でした。私たちはNBAのスーパースターの生活の舞台裏を調査し、彼のユニークな個性を知りました。私は彼と一緒にアジアを旅行して、食事をともにしました。プロジェクトには間違いなくプレッシャーがありましたが、彼が最高レべルでパフォーマンスするのに役立つよう、シューズのデザインに没頭していました」とレジー。最も難しかったのは、ビッグマンのサイズと耐久性を保ちながらガードのスキルと機動性を備えるという、パフォーマンスのバランスをとることだったそうで、素材から重量、トラクションに至るまで、靴の細部をとても慎重に検討する必要があったという。他のバスケットボールシューズとの違いについては、「このシューズは、あらゆる選手があらゆるポジションでプレーできるように設計されています。私たちはエンビードをはじめとして、大きくて俊敏に動く多くの選手たちにこの靴を着用してもらい、テストを実施しました。多方向のアウトソールパターンは、トランジションでピボットやクイックカットをするときにガードが必要とするグリップとトラクションを提供します。ミッドソールは、『アンダーアーマー』独自のマイクロGとホバーというクッションテクノロジーを備えており、着地衝撃の吸収や素早い動き、方向転換を容易にしていま す」と語った。
デザインは、アウトソールにはアフリカから米国への筋書きのない刺激的な旅を反映するように設計しており、かかとにはアフリカの輪郭を表現。前足部には米国の様式化されたデザインを施した。 また、サポートウィングの裏側にはエンビードの兄弟、姉妹、両親の名前を入れている。
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