写真言集(税込3300円)
Image by: 講談社
アラーキーの愛称で知られる写真家 荒木経惟の書籍「愛バナ アラーキー20年ノ言葉 2001-2020」が出版された。講談社が、女性誌「ヴォーチェ(VOCE)」で約20年続いた連載「愛ノ説明」から厳選した151の名言と163点の作品を1冊にまとめ、荒木氏の書によるタイトルが印字された赤いケース付きの上製本に仕上げた。税込価格は3300円。荒木の81歳の誕生日である5月25日から取り扱い店舗で順次販売を開始している。
連載では毎月、女性論や写真論、幸福論、芸術論、死生論など時代に沿ったテーマに基づき荒木を取材。書籍では担当編集やライターの記憶に刻まれた言葉や読者から反響が多かったフレーズ、他媒体から引用のオファーがあった文章、荒木が何度も繰り返し言及してきた思想などを中心に集めた。写真は電通勤務時代の初期作品をはじめ、「さっちん」「空景/近景」「幸福写真」「エロトス」「チロ」など様々なシリーズの作品を紹介。名言と写真の間には、連載のロングインタビューを再編集した長文の「荒木論」を8つ掲載し、巻末には20年間取材したライターのレポとして取材時の荒木氏の様子を劇的に捉えたエピソードコラムや、現地まで赴いて取材した海外展のレポート、著名人の撮影の様子などを収録した。
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書籍の発売に際し、荒木は「この本は写真と言葉のバランスがいい。20年分のアタシの生きた声が詰まっている。やっぱり長生きはするもんだね。連載が20年続かなきゃ、こういういろんな写真や言葉がごちゃ混ぜになった本はできなかった」とコメントを寄せている。
写真言集(税込3300円)
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