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UPDATE
【8月14日続報】三越伊勢丹ホールディングスも伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店の5店舗を対象に入場制限を実施。食品フロアに通じる導線の絞り込みや、来店客のソーシャルディスタンスの拡大に取り組む。
新型コロナウイルス感染再拡大を受け、高島屋、大丸松坂屋百貨店、そごう・西武が新たな予防策として8月14日から入店制限を行うと発表した。従来通り、共有部や売り場のこまめな清拭消毒や換気の強化を行い、従業員に対しては手指消毒や手洗いなど感染予防を徹底していくとともに、各店舗の指定の売り場が混雑した場合に入店を制限するという。
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高島屋では全グループの商業施設において当面の間、食料品フロアの入場制限を実施。混雑状況に応じて、出入り口の絞り込みやエスカレーター・エレベーターの稼働制限などに取り組む。食料品以外のフロアにおいても、レジ待ちの際の間隔確保や入場制限などの対応をとっていくという。
大丸松坂屋百貨店では、各店・各階ごとに滞留顧客数上限基準を設定。店頭でのモニター設置などにより店舗の滞留顧客数を可視化し、上限を超えた場合に入店制限を行う。モニターは8月14日から順次導入する計画。従業員に対しては、感染防止効果の高いとされる不織布マスクの着用を徹底していくという。エレベーターやエスカレーター、化粧室、食品売場の包装台など不特定多数の人が触れる場所には空気触媒の抗ウイルス塗装を施し、従業員施設内の更衣室や化粧室、休憩室などには紫外線除菌装置等を増設するなど、環境整備の強化も進める。このほかの新たな取り組みとして、迅速な初期対応が可能な抗原検査キットを備蓄する。
そごう・西武は、西武池袋本店、西武渋谷店、そごう横浜店、西武東戸塚 S.C.、そごう千葉店、そごう大宮店、西武所沢 S.C.の7店舗を対象に、店舗・食品売場における混雑時の入店制限を実施。全店の食品売場では8月3日までに買い物カゴ除菌機の導入が済んでおり、感染拡大防止を強化している。
高島屋の村田善郎代表取締役社長が会長を務める日本百貨店協会は、「前例にとらわれない強い対策を求める提言」がコロナ対策分科会から出されたことを受けて、従来の対策を総点検するとともに、会員各社の実情に応じた追加施策を講じることで、感染防止の実効性を高めていく考えを8月12日に書面で公表。顧客や従業員にとって安心安全な環境整備に努めることで「地域の生活インフラとしての使命を果たす」としている。
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