2種類の大きさの異なる粒わたでダウンに近い風合いを実現
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繊研plusゴールドウインは、羽毛に代わるリサイクル新素材「エナジーコクーン」を自社開発し、今冬物に採用した。21年冬物でエナジーコクーンを採用したのは、「ダンスキン」「エレッセ」「カンタベリー」「ブラック&ホワイト」で、22年秋冬物では採用ブランドをさらに増やし、素材の機能向上を図る。
同社は18年から、ダウンのような膨らみと心地良い温かさを実現する新素材の研究開発に着手。その中で、リサイクル原料を使った二種類の大きさの異なる粒わたを開発し、ダウンに近い風合いや膨らみを実現した。一般的な粒わたと比べてダマになりにくく、衣服内のわたの偏りを軽減するという。また、繊維内に「光電子」を練り込むことで得られる遠赤外線効果によって、直接人体を「保温」し、快適なぬくもりを生み出す。
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エナジーコクーンは、リサイクル製品に関する第三者認証の要件を規定した国際基準「GRS(グローバル・リサイクルド・スタンダード)認証」を取得している。
同社は、30年までに環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%に引き上げる方針を掲げており、エナジーコクーンの開発と製品への採用はその一環。
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