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東レが中国・四川に新染色拠点を設立 内需に期待

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  東レは中国・四川省に新たな染色加工拠点を設立することを決めた。28年にフル稼働を目指す。内陸部のコスト優位性を生かしながら、さらなる内需の拡大が期待できる高付加価値素材の生産能力を引き上げる。

 西村友伸常務執行役員繊維事業本部長が新工場の計画を明らかにした。中国の織布・染色加工拠点としては、94年に設立した東麗酒伊織染南通(TSD)がある。付加価値の高い合繊長繊維テキスタイルを得意とし、国内外のスポーツ、ファッション向け販売で業績も好調だ。

 新拠点は重慶や成都に近い四川省達州市に設置する。TSD主導で準備を進め、28年に合繊長繊維織物の染色加工を本格的にスタートする計画。「中国内需はまだまだ伸びる。安い物を大量生産するのではなく、付加価値の高い素材で市場拡大が見込める」とし、周辺に縫製工場がある地の利も生かす。

 沿海部に位置するTSDに対し、新工場は内陸部のためエネルギーコスト面のメリットにも期待する。一方「いまゼロから工場を作る機会はなかなかない。DX(デジタルトランスフォーメーション)化された工場にしたい」と、先端テクノロジーも活用する方針。

TSDは高度な生産・品質管理力が強み。新工場でもDXを活用する

 東レは26~28年度の中期経営計画で、繊維のグローバルサプライチェーンの高度化をテーマの一つに掲げる。中国以外にインドネシア、インドの拡充も計画し、特に東南アジアではインドネシアを合繊長繊維テキスタイルの一貫生産拠点として検討する。

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