11月19日にオープンした旗艦店「バルミューダ ザ・ストア 青山」(PHOTO:SEVENTIE TWO)
バルミューダは12月24日、社外取締役の田中仁氏が同日付けで辞任したと発表した。田中氏はジンズホールディングスのCEOで、バルミューダの社外取締役には2019年6月に就任していた。バルミューダは「本人より辞任の申し出があり、これを受理いたしました」としている。この問題を巡っては、同社がスマートフォン市場への参入及び好業績だった第1四半期決算を5月13日木曜日午後3時に発表したが、田中氏が同社株を5月13日正午ごろに買い付けたことが社内規定に違反する株取引だとして処分、同氏は2021年5月から10月までの月額報酬を全額返上し、11月から2022年3月末までの月額報酬を100%減額していた。この問題が社内で発覚したのが5月13日、その処分発表が11月19日、田中氏の辞任はそれからさらに1カ月以上経ってからだった。
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バルミューダは、11月19日に初となる旗艦店「バルミューダ ザ・ストア 青山(BALMUDA The Store Aoyama)」をオープン、さらに11月26日にはこちらも同社として初となる5Gスマートフォン「バルミューダフォン(BALMUDA Phone)」の販売を開始しており、今回の社内規定違反の株取得問題は同社のこうした攻めの姿勢に水を差すような出来事であった。バルミューダが東京証券取引所マザーズ市場に上場したのは昨年12月16日。公開価格は1930円だったが、初値3150円で、今年1月26日には1万610円の最高値を記録している。今回の発表があった12月24日の終値は4620円だった。
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