新宿マルイ アネックスの外観
Image by: FASHIONSNAP
三越伊勢丹ホールディングスが、「新宿マルイ アネックス」が入居する新宿区3丁目のビルにおいて、子会社の三越伊勢丹が所有する全区画を譲渡すると2月1日に発表した。譲渡益は約49億円で、物件引き渡しは3月31日を予定。譲渡先は一般事業法人で、具体的な法人名は非公開としている。
三越伊勢丹が所有する全区画の面積は、ビルの延床面積約11079平方メートルのうち3割弱にあたる。譲渡の理由については「経営資産の有効活用による資産の効率化と財務体制の強化」を挙げており、譲渡先との資本関係、人的関係、取引関係などは無いという。今回の固定資産の譲渡により2022年3月期第4四半期決算において、約49億円を固定資産売却益として特別利益に計上する見込みだ。
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また、三越伊勢丹ホールディングスは2022年3月期の通気連結業績予想の修正を発表。新型コロナウイルス感染症の状況が不透明であることから、売上高は11月に公表した予想から100億円下回る4250億円とした。親会社株主に帰属する当期純利益は今回の固定資産譲渡により、11月予想から40億円増の70億円に引き上げた。営業利益は30億円を据え置いた。
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