動物の特徴を正確にとらえ、一つ一つ手縫いで縫製し、ぬいぐるみを制作する作家、yuya inagawa による作品展。
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今企画展では、白い生地のみでその造形美を際立たせた作品や、表皮をそぎ落とした骨格シリーズの発表も行う。
通常の動物のぬいぐるみ製作において、作家はいかに動物本来のディテールや肉付き、その造形を忠実に再現することができうるか、を追及している。形だけではなく、古着やデッドストックなどのユニークな生地を用いることにより、その表情にさらにリアリティと愛嬌を与えてきた。そして、今回はすべて白の生地で統一をし、造形を際立たせたミニマルな作品も並ぶ。
また、作家としてこのモチーフの作品はほぼ初めてという、骨シリーズがお披露目となる。 骨格のデザインを行うことは、そのモチーフのチョイス、素材のチョイスによって、どれもそのまま完成形に紐づくため実体化は難しく、また実際の骨格は、自然美、機能美に溢れているが、作品とした場合の美しさはどこになるのだろうか。
その二つの難題に取り組み、まるで化石のかけらから全体のフォルムを生成するような、作家自身の現実と想像が合わさることによって生まれた、新しい作風の作品も楽しみだ。
Animalium Yuya Inagawa
2022年2月11日(金) – 2月27日(日)
作家在廊日:2月13日(日)
開催: CIBONE CASE (銀座)
最終日は17:00まで
CIBONE CASE
https://www.cibone.com/ci-abouts/#cibonecase
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