渋谷パルコは2月22日、4階をリニューアルし、設計事務所DAIKEN MILLSを中心に発足したプロジェクト「SKWAT」とグラフィックデザイナーの加瀬透氏との共同プロジェクト「4202122」を立ち上げたと発表した。従来の商業施設は、新規テナントが出店する際の莫大なコストや廃棄物が課題だった。この課題に向き合うべく、これまでの商業施設の空間デザインに希薄だった「上書きしやすい軽快さ」を追求し、商業施設の抱える構造的な課題に向き合った取り組みが「4202122」。同プロジェクトは、空間の内部を定期的に更新するショップ、イベントスペース、ギャラリー展開を予定している。

　第1弾プロジェクトとして、2月25日から日本各地のファッション、インテリア、ライフスタイルの各ジャンルが集まるヴィンテージ総合オンラインモール「Vintage Collection Mall （VCM）」による「VCM MARKET BOOTH」をオープンする。複数の店舗が融合したマーケット型で、吉祥寺の古着屋「ドラセナ（dracaena）」、バイヤーが厳選したアメリカ古着が揃う「グルーフル（Gleeful）」など、普段路面で展開されるヴィンテージショップが定期的な入れ替えをしながら出店する。

　また2月18日から、当初から4階にあるサステナブルゾーンに新たにシューリペア・シューケア専門店の「ソールジャック」がオープンした。サステナブルゾーンにはほかにも、スニーカーウォッシュ専門店と100％水洗いクリーニングの「リクエ（Licue）」がコラボした「リクエ＆スニーカーズ（Licue＆Sneakers）」や買取専門店の「リンカン（RINKAN）」が出店している。