三陽商会 公式サイトより
三陽商会が、2022年2月期の通期連結業績予想の修正を発表した。売上高は前回発表から29億円引き下げ、386億円となる見通し。営業損益は1億円の黒字を目指していたが10億円の赤字に下方修正し、6期連続の営業赤字を見込む。
同社は、昨年10月に1度目の通期見通しの修正を発表。コロナ禍の現況や上期の実績を鑑みて、期初予想から売上高を25億円、売上総利益を12億円引き下げた一方で、営業利益、経常利益、当期純利益は期初予想のまま据え置くことで黒字化を目指していた。
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今期2度目となる通期業績予想の修正は、オミクロン株の急速な感染拡大に伴い、まん延防止等重点措置が施行されたことなどからリアル店舗を筆頭に集客が減少し、売上が計画を大きく下回る結果となったことを理由としている。
また、第4四半期連結会計期間(2021年11月〜2022年2月)において、退職給付制度の改定に伴う特別利益約12億円などを計上したと発表。これにより、純損益は6~8億円(前回予想はブレイクイーブン)の黒字に上方修正した。
■三陽商会 2022年2月期連結業績予想修正の概要
売上高:386億円(前回発表は415億円)
営業損益:10億円の赤字(同 1億円の黒字)
経常損益:7億円の赤字(同 5000万円の黒字)
当期純損益:6〜8億円の黒字(同 ブレイクイーブン)
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