
パースペッツのプロモーションメンバー
Image by: セガトイズ

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多様性を尊重するジェンダーギャップ解消に向けた取り組みが、おもちゃ業界でも活発化している。世界中の玩具メーカーが、ダイバーシティ社会の多様なニーズに対応するラインナップへ商品を拡充。業界全体で性別を区分せずに、子どもの可能性を広げる動きが見られるようになっている。
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アメリカのカルフォルニア州では、ジェンダーバイアスの固定観念をなくすための取り組みとして、従業員が500人以上の大手小売店に「男児向け・女児向け」とは別に「性別で区別しない売り場」を設ける法律が2021年に成立。2024年から該当店舗で玩具や育児用品を対象性別に関係なく陳列することが義務付けられ、違反した場合には罰金が課せられる。また、バービー人形などを展開する大手玩具メーカーのマテルは、2019年に性別にとらわれずに遊ぶことができるコレクション「Creatable World」を発表したほか、2022年5月には女優のラバーン・コックス(Laverne Cox)をモデルとした初のトランスジェンダーバービー人形の販売を開始するなど多様性を尊重する取り組みを強化している。
日本の玩具メーカーでも、多様化する社会に適応したおもちゃの展開が増加。タカラトミーは、年齢・性別を問わずより多くの人が楽しめる商品の開発やサービスの提供を目指しており、近年ラインナップを拡充しているという。ディズニーやサンリオ、PUI PUI モルカー、初音ミクといった様々なキャラクターとコラボレーションすることで幅広い層へアプローチしているトミカの「ドリームトミカ」をはじめ、プラレールの「プラレール S-13 ミッキーマウス ポッポーきかんしゃ」などを展開。プラレールは、過去に「ディズニードリームレールウェイ」シリーズを発売した際に女児・女性からのシェアが40%以上を占めており、「プラレール S-13 ミッキーマウス ポッポーきかんしゃ」も男女問わず受け入れられる商品になることを期待しているという。
セガトイズは、展開している全ての玩具を性別で分けることなく開発しているという。また、「おでかけモード」「ファッションショー&ゲームモード」「コミュニケーションモード」の3つのモードを搭載し、大きな目と耳で生きているかのようにリアクションをする小さなバッグ玩具「パースペッツ(Purse Pets)」のプロモーションメンバーには、エイベックス・プロワークスと共同で実施したオーディション「パースペッツパーティオーディション」で1600件以上の応募から選別した男女13人を起用するなど、玩具だけでなくプロモーション面でも性差をなくした取り組みを行っている。
玩具量販店のトイザらスの広報担当者は、ジェンダーフリーを意識した玩具は増加傾向にあるものの、現状は商品数が少ないこともあり、購買層の変化などはまだ感じられないと話す。しかし、「男児向け・女児向け」など性別区分に関係なく、子どもが興味を持ったおもちゃを自由に選ばせたいと感じている人は増加傾向にあるという。
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