「ティファニー」リサイクル貴金属に完全切り替えへ 温室効果ガス排出量削減目標を発表
プリンス・オブ・ウェールズ島からケチカンへの飛行中に見た アラスカ南東部のトンガス国有林の航空写真 (C) Erika Nortemann/TNC
プリンス・オブ・ウェールズ島からケチカンへの飛行中に見た アラスカ南東部のトンガス国有林の航空写真 (C) Erika Nortemann/TNC
「ティファニー」リサイクル貴金属に完全切り替えへ 温室効果ガス排出量削減目標を発表
プリンス・オブ・ウェールズ島からケチカンへの飛行中に見た アラスカ南東部のトンガス国有林の航空写真 (C) Erika Nortemann/TNC
「ティファニー(Tiffany & Co.)」が、自社事業(スコープ1、2)およびサブライチェーン(スコープ3)における温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロの達成に向けて、貴金属(金、銀、プラチナ)を100%リサイクル原料から調達することを目指すと発表した。
GHG排出量の削減目標は、科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ(SBTi)ネットゼロ基準に基づいて設定。パリ協定に始まった2050年までの達成目標より10年早い2040年までにスコープ1、2、3における排出量を90%削減するために、2030年までにスコープ1および2における排出量を70%削減し、スコープ3では排出量を40%削減すると発表した。残りの排出量10%は、自然を利用したソリューションへの投資拡大を通して、高品質炭素除去により中和される予定だとしている。
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リサイクル貴金属に切り替えることにより、金属調達に伴う二酸化炭素排出量は最大90%抑制され、スコープ3における購入品およびサービスカテゴリーでの大幅な排出量の削減が期待できるという。このほかネットゼロ達成に向けた取り組みとして、第6回LVMHイノベーションアワードを受賞したラストマイルソリューションを提供するスタートアップ企業TOSHIとのパートナーシップの締結や、持続可能な建物の建設および改修、再生可能エネルギーによる電力の活用、自然を利用したソリューションへの投資の拡大を推進する。
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