Christian Dior SEの公式サイトより
LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの会長兼CEOのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏の一族が率いる持株会社 Christian Dior SEが、同氏の長男であるアントワーヌ・アルノー(Antoine Arnault)氏をCEO兼副会長に起用したと発表した。アルノー一族によるLVMHグループの長期的な支配に向けた動きで、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)氏の後任として同職を務める。
Christian Dior SEは、世界最大のラグジュアリー グループであるLVMHの株式41%と議決権の56%を所有。アントワーヌ氏は「ベルルッティ(Berluti)」のCEO、「ロロ・ピアーナ(Loro Piana)」の会長およびLVMHでの役職と兼任して同社のCEO兼副会長を務める。
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LVMHでは今年4月の株主総会で、CEOの年齢制限を75歳から80歳へ引き上げることが承認された。12月6日にはアルノー一族の主要持株会社で、Christian Dior SEの支配株主であるFinancière Agacheが、持株グループの株式の所有権を一族に固定するために株式合資会社(limited joint-stock partnership)になることを発表。Financière Agacheのゼネラルパートナーで、同社への支配権を有するAgache Commandité SASの株式がデルフィーヌ(Delphine Arnault)氏、アントワーヌ氏、アレクサンドル(Alexandre Arnault)氏、フレデリック(Frederic Arnault)氏、ジャン(Jean Arnault)氏の5人の子どもの間で均等に配分される。
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