白を基調に海にちなんだアート作品などを飾った内装に仕上げた
ロンハーマンは23年春、ハワイに初出店する。世界中から仕入れたウィメンズ、メンズのファッションや雑貨、ジュエリーを品揃えし、限定商品も販売する。地元客だけでなく、日本や欧米から訪れる旅行客が同店を訪れることをきっかけにロンハーマンを知ってもらい、ファンを増やす考えだ。
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ロンハーマンワイキキ店は、オアフ島ワイキキのメインストリート沿いのモアナサーフライダーホテル1階にオープンする。売り場面積は297平方メートル。白を基調とした明るい内装で、アーティストやサーファーの手による廃材などを使ったアートで店内を飾る。
品揃えは日本のロンハーマンを運営するサザビーリーグのリトルリーグカンパニーと北米事業を統括するサザビーリーグ・ノースアメリカが共同で行う。夏物が多いが、旅行客の来店を想定し、秋冬物も置く。仕入れが全体の8割程度。カリフォルニアのロンハーマンで販売する「RHLA」も売る。タンブラーやトートバッグ、アパレル、ジュエリーなど同店限定商品も企画する。
ワイキキ店の支配人はサザビーリーグ・ノースアメリカから派遣する。来店客が心地良い時間を過ごせるよう、接客を重視する。
すでに十数人の販売スタッフを採用しており、日本と同等のレベルの高い接客が提供できるように準備を進めている。
世界の旅行客が居心地の良さ味わって
サザビーリーグ取締役上級執行役員の三根弘毅リトルリーグカンパニープレジデントの話
ハワイ出店は数年前から検討しており、ようやく具体化できた。今までの集大成であり、日本でやってきたことを海外で初めてやる店になる。日本1号店の千駄ヶ谷店はいわば聖地だが、ワイキキ店はもっときらきらした体験に出合える店にしたい。ロンハーマンの魅力は、入店前と後でお客様の気分が変わって「明日も良い日になる」って感じてもらえる、そんな時間を提供できることだと思っている。20年にコロナで店を閉めて、2カ月後に再開した時、お客様がスタッフに「会いたかった」って声をかけながら店に戻ってきた。その月の売り上げはとても良かった。でも数字よりも楽しげにスタッフと会話するお客様の姿に、リアルのだいご味を感じた。これからも我々は実店舗を通じてお客様に喜んでもらう。
ハワイ出店で、欧州や日本、米国本土の店がない地域から旅行で訪れる人たちにもロンハーマンを知ってもらいたい。売り上げも大事だが、何よりロンハーマンの居心地の良さを味わってもらう。日本で磨いたおもてなしの気持ちを込めて、ワイキキ店を世界一の店にしたい。
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