2022年1月18日に73歳で他界したファッションジャーナリスト アンドレ・レオン・タリー（André Leon Talley）の生涯を描いたドキュメンタリー映画「THE GOSPEL ACCORDING TO ANDRÉ」（原題）が、2023年3月中旬にBunkamura ル・シネマで公開される。

　アンドレ・レオン・タリーは、1983年から1987年まで「ヴォーグ（VOGUE）」のファッションニュースのディレクター、その後1988年から1995年までは黒人初のクリエイティブ・ディレクターを務めた。2013年にエディター・アット・ラージに就任し、米国版ヴォーグの編集長を務めるアナ・ウィンター（Anna Wintour）の右腕として活躍したほか、自叙伝の出版やセレブのスタイリスト、映画出演など、活動は多岐にわたる。

　同作では、人種差別が色濃く残る時代のアメリカ南部で幼少期を過ごしたアフリカ系アメリカ人のアンドレが、最も影響力のあるファッション・キュレーターになるまでの生涯について、アナやマーク・ジェイコブス（Marc Jacobs）、トム・フォード（Tom Ford）、カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）といったファッション界を代表する人物たちのインタビューと共に振り返る。

■「THE GOSPEL ACCORDING TO ANDRÉ」概要
監督：ケイト・ノヴァク
出演：アンドレ・レオン・タリー、アナ・ウィンター、トム・フォード、マーク・ジェイコブス、イヴ・サン＝ローラン、カール・ラガーフェルド、ミシェル・オバマ、ノーマ・カマリ、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、アンディ・ウォーホル、ウーピー・ゴールドバーグ、イザベラ・ロッセリーニ、シンディ・クロフォード、ショーン・コムズ、リアーナ
制作：2017年、アメリカ、93分
提供・配給：リージェンツ ©Rossvack Productions LLC, 2017. All Rights Reserved.

関連記事

マリー・クワントの生涯を辿る巡回展が開催　ドキュメンタリー映画公開に伴い

FASHION