DESCENTE ALLTERRAIN 81
Image by: FASHIONSNAP
デサントジャパンは、スキーや野球など様々なスポーツウェアの開発で培った技術を、日常着に落とし込んだテックウェア市場に力を入れる。「デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)」から2つの新ライン「デサント オルテライン エイティワン(DESCENTE ALLTERRAIN 81)」と「デサント オルテライン アイオー(DESCENTE ALLTERRAIN I/O)」をスタートし、2月13日から直営店やオンラインストアなどで取り扱う。
デサント オルテラインは、スキーを中心としたスポーツシーンでのアイテムを展開してきたデサントが普段の生活をサポートすることを目的に2012年に誕生。デサントジャパンの小川典利代表取締役社長によると、オルテラインの2022年の売上が昨対比2桁で伸長していることに加え、矢野経済研究所が発表した「2023年版 スポーツアパレル市場動向調査データ」で、スポーツウェア市場の中でもアウトドア市場とライフスタイル市場の伸長率が高かったことから、機能性が高い日常着のテックウェア市場が更に成長すると見込み、デサント オルテラインの拡張を決めたという。オルテラインの由来でもある「全地形(All terrain)」に対応するため、既存のオルテラインと新たな2つのラインの計3つで全地形・全シーンのカバーに挑む。
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デサント オルテライン エイティワンは、デサントがスキーを通して雪山で培った機能やパターン技術を活かして、アウトドアアクティビティによる非日常と、普段の生活の日常の両方の質を向上させるユーティリティウェアを展開。ライン名は、9マス×9マスで構成されている将棋盤の“全地形”が81マスだということに加え、「81」が日本の国番号であることから「日本から新しいウェアを発信する」という思いを込めて命名した。既存のオルテラインはシーンを問わずアイテムを製作しているのに対して、エイティワンではアウトドアフィールドの着用を想定したアイテムを用意する。ゴアテックス(GORE-TEX)やパーテックス(PERTEX)、コーデュラ(CORDURA)といった高機能素材を使用し、デサントのスポーツアパレルの研究開発拠点「DISC OSAKA」で独自に開発したパターンを取り入れた。2023年春夏シーズンはジャケットやパンツなど全37型を展開し、価格帯はゴアテックスのシェルジャケットが3万円台から、トップレンジは6万円程度となっている。
デサント オルテライン エイティワン
デサント オルテライン アイオーは、365日オンとオフのあらゆる日常生活の中で着回しができる機能性に優れたデイリーユースウェアを展開。「アーバンユニフォーム」をコンセプトに、1アイテムで様々なシーンをカバーでき、毎日着たくなるようなミニマルなデザインを意識したという。アイオー(I/O)はインプット(Input)とアウトプット(Output)に由来し、インプットとアウトプットを繰り返す普段の日常を支えることを目的としている。エイティーワンと同様に「DISC OSAKA」で独自に開発したパターンを取り入れ、ストレッチ性やイージーケア性、吸水性、UV遮断性に優れた素材を活用した。テーラードジャケット、コーチジャケット、MA-1ジャケットの3種を揃えたテックジャケット(2万9700円)と、スリム、レギュラー、ワイドの3つのシルエットで展開するテックパンツ(1万9800円)のセットアップを中心としたアイテムをラインナップする。
デサント オルテライン アイオー
小川社長は新ラインの拡張について「デサントはスポーツ企業なので、パフォーマンス起点というのは今後も変わりません。スポーツをしていない時もパフォーマンスブランドとしてしっかりとカバーしながら、スポーツをしない方にも良さを知ってもらうためにテックウェア市場に力を入れていきます」とコメントした。
■DESCENTE:ALLTERRAIN 81/ALLTERRAIN I/O
DESCENTE ALLTERRAIN 81
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