Image by: 平田晃久建築設計事務所
2027年度にリニューアルを予定している「練馬区立美術館・貫井図書館」の設計者が、平田晃久建築設計事務所に決定した。
平田晃久建築設計事務所が提案した建築のコンセプトは、 「21世紀の富士塚/アートの雲/本の山 」。アートと本、人々、貫井の街をつなぐ新しい公共建築として、建物の中心にShelterと呼ばれる空間があり、その周りをShelfが包み、Shadeで覆った三層構造を用いて、静と動を棲み分けた多様なバリエーションの空間をもつ多層的な建築を目指すという。ShelterとShelfのあいだの空間は、読書ができる空間や図書館と創作活動を行うスペースなどが入り、ShelfとShadeのあいだの空間は、エントランスホールやカフェレストランなど街や緑地に開かれた場所となる。建物の外観は、Shadeと呼ばれる階段状の屋根のようなものが幾重にも重なった姿で構成されており、オープンスペースが立体的に拡張されたような風景を創出するという。
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平田晃久は、1975年大阪生まれ。京都大学大学院工学研究科修了し、伊東豊雄建築設計事務所勤務の後、2005年に平田晃久建築設計事務所を設立した。主な作品に、「太田市美術館・図書館」「八代市民俗伝統芸能伝承館」などがある。
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