「カルティエ」擁するリシュモンをLVMHが買収検討と報道、ジュエリー部門強化か

　LVMHグループ（以下、LVMH）が、リシュモングループ（以下、リシュモン）の買収を検討しているとスイスの地元紙「Finanz und Wirtschaft」が報じた。

　同紙の報道によると、LVMHの会長兼CEOのベルナール・アルノー（Bernard Arnault）氏は「ブルガリ（BVLGARI）」「ショーメ（CHAUMET）」などを含む宝飾品カテゴリーの強化を推進しており、2021年には「ティファニー（Tiffany ＆ Co.）」を買収した。リシュモンでは「カルティエ（Cartier）」をターゲットにしているという。

　ラグジュアリーブランドを擁するリシュモンは、南アフリカの実業家ヨハン・ルパート（Johann Rupert）によって1988年設立。現在は「カルティエ」のほかに「クロエ（Chloé）」や「モンブラン（Montblanc）」、「アイ・ダブリュー・シー（IWC）」、「A.ランゲ＆ゾーネ（A.LANGE&SÖHNE）」、「ヴァン クリーフ＆アーペル（Van Cleef & Arpels）」、「ジャガー・ルクルト（JAEGER LE COULTRE）」、「オフィチーネ パネライ（OFFICINE PANERAI）」、「ピアジェ（Piaget）」、「ヴァシュロン・コンスタンタン（Vacheron Constantin）」「ユークス・ネッタポルテ（YOOX Net-a-Porter Group）」といったブランドを展開している。

　「ハイプビースト（HYPEBEAST）」によると、詳細については今後数ヶ月以内に明らかになる予定だという。

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