ファッション・アパレル業界の代表職種であるアパレル店員。その給料事情について気になる人も少なくないはずです。
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そんなアパレル店員の給料の実態をご紹介します。
今回は、弊社が運営するファッション・アパレル業界特化型の求人プラットフォーム「READY TO FASHION」に掲載された1200件超の求人情報(2023年3月15日時点)から得られた情報をもとに、アパレル店員とアパレル店長の平均年収、月収、時給を算出しました。
給料のデータとあわせて、高賃金求人の傾向やアパレル店員として年収をあげる方法なども解説します。
これからアパレル業界を目指している方、アパレル店員として働くことを検討している方、現在すでにアパレル店員として働きながらキャリアアップを目指している方などはぜひ目安として参考にしてみてください。
目次
アパレル店員の平均年収・月収・時給
アパレル店員の平均年収・月収・時給
弊社掲載の求人情報から得られたデータによると、アパレル店員の平均年収は343万8388円、アパレル店長の平均年収は404万2800円という結果が出ました。また、アパレル店員(アルバイト)の時給平均は1190円という結果が出ています。
一般的なアパレル店員と比べ、アパレル店長の場合は約70万円近く平均年収が高くなることがわかります。アパレル店長については最大720万円の年収を提示している企業もあり、給料分布の開きが明確になりました。
ただし、アパレル店長の平均月収は29万5902円、20万円から65万円までの間である一方で、アパレル店員の平均月収は22万8513円で16万円から80万円までと、アパレル店長以上の振り幅があることがわかります。
当該求人はスニーカーの買取専門店の販売員の募集であり、より専門性が求められる分野・領域の販売職についてはアパレル店員でも給料が高くなることもあるようです。
専門性が求められる求人やラグジュアリーブランドなどの求人は給料が高くなる傾向
前述のスニーカー買取専門店の販売員のように、アパレル店員でも求められる専門性に応じて給料が高くなる傾向が見られます。企業の鑑定士に関する求人でも年収468万円を提示するものもありました。
また、取り扱う商材によってもその提示給料額も高くなることがわかりました。
例えばラグジュアリーブランドの求人やジュエリーや時計などの宝飾雑貨を取り扱う企業・ブランドの求人など、取り扱う商品カテゴリによって全体的にその平均年収・月収・時給が高い傾向にあります。最大2500円の時給を提示する求人もイタリア発のラグジュアリーシューズブランドとなっています。
アパレル店員の年収は本当に低い?
国税庁発表の令和3年分民間給与実態統計調査によると、国内給与所得者の平均年収は約443万円、正社員に絞ると約508万円という結果が出ています。
あくまで業種問わない平均値になるため単純な比較はできませんが、アパレル店員・アパレル店長のいずれも平均を下回る結果となりました。相対的に見るとアパレル店員の給料は低いと言えるでしょう。
(参考)
国税庁長官官房企画課 令和3年分民間給与実態統計調査
アパレル店員として給料を上げる方法
会社規模や勤務地域などに応じて給料は変動します。地方店舗の求人よりも都心部の求人であると提示額が高くなる傾向はありますが、応募者の経歴やスキルがその人の給料額を決める最大の要因です。
アパレル店員としての給料を上げるための方法をご紹介します。
アパレル店員は、ファッション・アパレルの知識はもちろん接客・応対スキルが求められます。また、今後インバウンド需要の高まりも予想されるため、外国語語学力を高めるとあらゆる場面での活躍が期待されます。顧客が求めている情報を的確に提供して購入までスムーズにサポートできれば、そのスキルを評価されて給料を上げられるでしょう。
アパレル店員の場合、個人売上額が評価指標となることも少なくありません。個人売上額を上げるためにも顧客の獲得は不可欠です。働く店舗の顧客層にあわせた販促や接客を行うことで、既存顧客の維持と新規顧客の獲得ができれば店舗の売上自体も上がるため、給料向上に繋がるかもしれません。
より給料の高い職場で働くには
数多くのアパレル店員の求人が掲載されているため、個々に適した職場があるはずです。現在アパレル店員として働いている方も、現在よりも高い給料で働ける職場があるかもしれません。
アパレル・ファッション業界に特化した求人サービス〈READY TO FASHION〉では、ファッション・アパレル業界の求人を多数掲載しております。
ぜひ、興味を持った求人があれば応募してみてください!
それ以外にもファッション・アパレル業界の求人を掲載しています。
ファッション・アパレル業界に興味ある方は是非チェックしてください。
調査概要
調査方法:READY TO FASHION掲載の販売職に関する求人から算出。
調査日程:2023年3月15日
調査対象:READY TO FASHION掲載の販売職に関する求人
サンプル数:1218件
秋吉成紀(READY TO FASHION MAG 編集部)
ライター・編集者。1994年東京都出身。2018年1月から2020年5月までファッション業界紙にて、研究者インタビューやファッション関連書籍紹介記事などを執筆。2020年5月から、ファッション・アパレル業界特化型求人プラットフォーム「READY TO FASHION」のオウンドメディア「READY TO FASHION MAG」「READY TO FASHION FOR JINJI」の編集チームに参加。傍ら、様々なファッション・アパレル関連メディアを中心にフリーランスライターとして活動中。
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