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繊研plusここのがっこう受講生による展覧会を見てきた。舞台は山梨・富士吉田。織物の産地である街全体に、学生たちの自由な表現が散りばめられた。表現方法は幅広く、ファッションとは何かを考えさせられた。感情に訴えるものは全てファッション。枠を取り払い、ファッションやアート、生活に関わるあらゆるものが重なり合う作品に、未来のファッション市場の可能性を感じた。
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自由な表現が多いなか、占いを媒体にしたプレゼンテーションは特にインパクトがあった。古い和室の入り口で中国式のおみくじ棒を引き、部屋中に貼られたお告げを読み解きながら、作品の中に入っていく。展示はポップだが、空間全体に漂うのは厳かな雰囲気。ノスタルジーとスピリチュアルが混在する空間に、癒やしを感じた。
占いや癒やしは今回の隠れトレンドだったような気がする。繭のような球体を集合させた作品も、まさに癒やし。よく見ると鼓動を打っていて生きているように見える。次第に愛着がわき、目が離せなくなる。根底に漂う穏やかさに今を感じた。
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