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「アンスクリア」のPRにインタビュー ブランドの顔として意識していること

「アンスクリア」のPRにインタビュー ブランドの顔として意識していること

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販売職から本社勤務へキャリアチェンジを果たしブランドの第一線で活躍する方々に話を聞きながら、仕事への姿勢を学ぶ「本社の壁」企画。今回は2017年にデビューしたブランド「INSCRIRE(アンスクリア)」でPRを務める萩原美緒さんにインタビュー!約10年間販売職を経験後、転職によって本社職への切符を手にした苦労人ながら現在はコレクションショーにも参加するブランドでPR職をこなしている。そんな萩原さんが未経験だからこそ現職で苦労したことや、“ブランドの顔”として意識していることを明かす。

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萩原 美緒さん/株式会社アマン PR
大学卒業後、数社で販売職を約10年間経験。店長や営業事務職兼販売も経験したのち株式会社アマンに入社し、同社内のブランド「INSCRIRE(アンスクリア)」をメインにPRを担当している。
Instagram:@inscrire_official

キャリアチェンジに苦しむも、人伝いで念願の本社職への切符をゲット!

― 現職に就いたきっかけを教えてください

アルバイトから販売職をスタートして、店長など店舗に関わることを一通り経験しました。トータルで10年間販売に携わったこともあり、他の職種に挑戦したい気持ちもありましたが、なかなか販売から本社職に行くのはハードルが高く、うまくキャリアチェンジできずにいたんです。そんな中、人伝いに現職のブランドで未経験でもPRを募集していることを聞き、採用試験を受けて現在に至ります。

― 前職では本社職に就くことは難しかったのでしょうか

どのブランドも販売職の人数が多い一方で本社職には限りがあります。また本社職は中途採用が多いこともあって空き自体がない。希望は伝えていたのですが席が空かず、動けない状態でした。前職では営業事務も経験しましたが、8割店舗で残りの2割は営業アシスタント。それも納品作業や在庫管理などの裏方のような作業で、自分主導で何かをやっていくことが難しい職種でした。そのまま本社にキャリアチェンジできるタイミングかと思ったのですが、自分がやりたいこととギャップを感じながら働いていました。

― 今担当しているブランドと仕事の内容について教えてください

INSCRIRE(アンスクリア)は2017年AWからスタートしたレディースブランドで、現在はメンズも展開しています。PRとしてはスタイリストさんへの貸出し業務が中心。貸出しと返却の対応や、雑誌掲載のチェック、それ以外にもブランドのSNS運用、展示会のアテンド、ルックビジュアルの制作進行管理など多岐にわたります。弊社は元々卸売りの会社で複数のブランドを展開していて、PR2名で10以上のブランドを担当しています。

― 未経験でPR職に就くことに不安はありましたか?

周りにPRの知り合いもいなかったので、最初に業務内容を聞いたときは想像すらできなくて(笑)、人との関わりが多そうだなぐらいにしか思いませんでした。でも入社後は経験が長い直属の上司からマンツーマンで手取り足取り教えていただける環境だったので何とかこなすことができました。実際に働いてみると華やかなプレスのイメージとは違い、実は地味で体力勝負な仕事で細かい作業や業務が多いんだと感じましたね。

― ご自身で努力したことはありますか?

実際にやってルーティン化してみないと習得できないので、とにかく叩き込みました(笑)。貸出し作業一つにしても、貸し出した商品を全てチェックして翌日ピックアップ分の準備、雑誌掲載のチェックなど…言葉にすると少なくても作業自体はすごく多い。洋服以外にも靴やバッグなどの小物もたくさんあり、一連の作業を覚えるのには苦労しました。あとアパレル業界特有の業界用語もあって、わからないことは会話の中で覚えていましたね。随時先輩に「あの言葉ってこういう意味ですか?」と確認しながら学んでいました(笑)。

― スタイリストや貸出す雑誌の好み、テイストを把握することも大切なんですよね

雑誌媒体によって好みのテイストがあるのですが、スタイリストさんの好みだけで選んでもらうのではなく、ブランド側から提案できるように雑誌は読み込んでいました。こちらから提案すると、誌面の載り方は全然違ってくるんです。

― 現在の業務で販売経験から活かされていることはありますか?

会話をするタイミングや内容などコミュニケーション能力は役立っています。スタイリストさんがどういうアイテムを探しているのかを察する力も、販売をやっていたからこそできているのかなと感じています。

“ブランドの顔”として自分自身がブランドを表現できているか?

― PRとして意識していることや習慣はありますか?

対外的には“ブランドの顔”になるので、自分自身がブランドを表現できているかという部分は考えています。このブランドを担当しているのに、私服のテイストは全然違うというギャップがないよう意識はしているつもりです。

― SNS運用もPR職としての業務になるのでしょうか?

全ブランドを担当しているわけではないのですが、担当している、「PROTAGONISTA」と「&MyuQ」に関しては営業チームと話し合いながら運用しています。弊社は卸売りがメインの業態なのでほとんどのブランドに直営店がありません。販促ツールというよりはブランドのイメージ発信が主になっています。

― 萩原さん個人のアカウントも人気です

ブランドの認知を広げていきたいこともあって、2年半前から本格的にやっています。ブランドの公式アカウントでは、リアルな着用感は伝えづらく、自分自身のアカウントでサイズ感や実際に着てみた雰囲気を伝えたかったんです。

ブランドとしても「(INSCRIREを)私物とミックスして着てほしい」という思いがあるので、それをうまく表現できればと思ったのがきっかけです。それと、こういう人がPRをしているんだと認識していただくために始めました。デザイナーがあまり前に出てくる方ではなく、どういう人たちが関わっているブランドなのかわかりにくい部分もあり、ちょっとでもブランド認知になってもらえたらいいなと思っています。実際、私のアカウントの方に「私の身長だとどのサイズが合いますか?」というコメントをいただくので、狙い通りではありますね。

― 私服も好評ですがセンスの培い方などはありますか?

好きなものがずっとブレていなくて昔から身に付けているものが多く、そこに新しいものを組み合わせたりしています。インスタや雑誌などのコーディネートを参考にしたり、これとこれを合わせたら面白いかも!というひらめきでコーディネートする事も。あとはデザイナ―がおしゃれなので、その着こなしを参考にしたり。

旦那がスタイリストの仕事をしているので、そこから情報収集することも多いです。メンズは自分とは違った角度から見れるのでとても参考になります。私の好みをわかっているので、好きそうなアイテムやブランドがあると教えてくれます。でも基本的には、自分の好きなものを好きなように組み合わせています。いろいろなブランドでの販売経験があるので、それが今のコーディネートに活かされているかもしれないですね。

萩原さんのInstagram:@miohagihara

2023年3月、ついにショーデビュー!Rakuten Fashion Week TOKYOで苦労したこととは?

― ブランドの認知が上がる中で今年はRakuten Fashion Week TOKYOへ初参加しました

自社からはデザイナーと私が参加していて、他に携わっていたのは外部の制作会社やPR、ヘアメイクの方々だったので、デザイナーと二人三脚状態で準備をしていきました。私は外部の方との打ち合わせや、デザイナー自ら行っていたスタイリングのサポート、モデル会社とのやりとりなど細かい部分をこなしていました。普段のルック撮影よりもモデルの起用人数が多く、その分関わるモデル事務所も多くてモデルのキャスティングの部分では相当苦労しました。

―ショーで思い出に残っていることはありますか?

今までショーに参加するようなブランドに関わったことがなく、誰もが経験できることではないことに携われたので感謝しています。事前準備をすべて終えて迎えた当日のリハーサルでは感動しました。準備が本格的に始まった年明けから約3カ月間ずっとそわそわしていたので、無事その日を迎えられて実際のショーの段取りでランウェイを見た瞬間はトリハダもので、1日中すごい経験をさせてもらえたなと感じていました。

会場は渋谷ヒカリエのイベントスペース。ブランドのファンに楽しんでもらうため、一般客150人も招待した。
バックステージのお写真。本番中はこの場所でモデルが着替えを行った。

PRにはコミュニケーション能力が必須!そして自分を売り込むことが本社職への近道!

― PRになるために必要な経験は何だと思いますか?

ブランドによって業務内容は異なると思いますが、コミュニケーション能力は必要。コミュニケーションを取ることに苦手意識がない方がいいと思います。一番関わりがあるのがスタイリストさんと雑誌の編集の方。最初は名前を覚えることに必死でしたが、独り立ちしてからは関わり方が濃くなるので、必死にコミュニケーションを図っていましたね。

― 本社職を目指している方にアドバイスをお願いします

多くの販売員がいる中で本社職の席ってすごく少ない。だからこそどれだけ自分をうまく売り込んでアピールできるのか、自分の見せ方が大事になります。それと誰かが聞いているかもしれないので、「PRになりたい!」と言語化したりと自分でもアンテナを張っておく。私自身、知り合いに話していて実現しているので、その大切さは身をもって経験しています。

― 今後、力を入れていきたいことはありますか?

弊社で展開しているブランドは複数あってテイストもブランドによって様々なので、PRとしてそれぞれのブランドが世の中に認知されて自立できるようなブランディングをしていきたいです!

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