グループ展「エマイユと身体」が銀座メゾンエルメス フォーラムで開催 7人のアーティストが参加
Top Photo:フランソワーズ・ペトロヴィッチ 《腹話術師》 | 2015 | 陶土、釉薬 Courtesy of the artist and Semiose, Paris © Kei Okano / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermè
Top Photo:フランソワーズ・ペトロヴィッチ 《腹話術師》 | 2015 | 陶土、釉薬 Courtesy of the artist and Semiose, Paris © Kei Okano / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermè
グループ展「エマイユと身体」が銀座メゾンエルメス フォーラムで開催 7人のアーティストが参加
Top Photo:フランソワーズ・ペトロヴィッチ 《腹話術師》 | 2015 | 陶土、釉薬 Courtesy of the artist and Semiose, Paris © Kei Okano / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermè
7名のアーティストによる陶芸作品が並ぶグループ展「エマイユと身体」が、銀座メゾンエルメス フォーラムにて9月17日(日)まで開催中。
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エルメス財団による自然素材を巡る職人技術や手わざの再考、継承、拡張を試みる「スキル・アカデミー」の一環となる書籍「Savoir & Faire 土」の刊行を記念して開催される今展。
書籍には、2016年に出版された仏語版から選ばれたエッセイやインタビューの翻訳と、日本の作家による8つのオリジナルテキストやインタビュー、ポートフォリオが掲載され、展示にはそれに関連する陶芸作品が集められた。
7名のアーティストたちは、それぞれ火と空気によってガラス質へと変容するエマイユ(釉薬)という素材に注目しながら、粘土と身体の関係を考察。
エマイユが悠久の時を奏でるJean Girelの風景画、滑らかな表面から感情が誘い出すFrançoise Pétrovitchの動物たち、灰や骨が私たちの身体の一部であることを思い出させる安永正臣の造形、日常的な儀式をユーモラスに振りつけるSylvie Auvrayのフェティッシュな箒など、造形物は身体と融合していくようにも、新たな生命を抱きながら出現するようにも感じられる。
また、自分の記憶だけを頼りに小さな建築物を建てるYusuké Y. Offhause、セラミックの儚さと共に生きるために作品を用いる内藤アガーテ、観る者を原始の豊穣さで包むような白い地層を創出する小川待子の作品は、私たちの身体を保護する皮膚や幼少期の隠れ家を想起させるエマイユの被膜効果を映し出す。
さらに会期中には、内藤のインスタレーションを用いたSoh Souenによるパフォーマンスも開催。
遥か以前の人類にまで繋がりが見出される、エマイユの不思議な性質。
色彩や光沢、強度の効果に導かれた、身体との対話に包まれて。
GINZA MAISON HERMÈS LE FORUM
03-3569-3300
【“Enamel and Body/ Ceramics” by Sylvie Auvray, Jean Girel, Agathe Naito, Yusuké Y. Offhause, Machiko Ogawa, Françoise Pétrovitch, Masaomi Yasunaga】
DATE:9月17日(日)まで開催中
※不定休
※ギャラリーは基本、「HERMÈS」銀座店の営業に準じております。
TIME:11:00am~7:00pm
※入場は6:30pmまで
PLACE:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階
ADDRESS:東京都中央区銀座5-4-1
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/230617/
【Performance by Soh Souen】
DATE:7月31日(月)、8月2日(水)、5日(土)
TIME:11:00am~7:00pm
※入場は6:30pmまで
PLACE:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階
ADDRESS:東京都中央区銀座5-4-1
ADMISSION FREE
※申込不要
※詳細は後日、展覧会のウェブサイトで公開されます。
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