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イタリア・トリノ発のブランド「クリスティーナ ティ(Kristina Ti)」が、約7年ぶりに日本に再上陸する。2024年春夏シーズンから、セレクトショップを中心に、オンラインストアや一部取り扱い店での展開を予定している。
クリスティーナ ティは、トレンドや偏見、既成概念に捉われない「ハイヒールでも裸足でも魅力的で人生を謳歌する」ような自由で自立した女性像を提案。アイテムは全てトリノに構える自社工場で生産されており、リネンやコットン、シルクなど天然繊維のみを使用したオリジナルのテキスタイルと、職人の手で仕上げられた繊細なディテールを特徴としている。自社工場では、クリスティーナ ティのアパレルラインの他に、「シャネル(CHANEL)」や「リック・オウエンス(Rick Owens)」などのアイテムの生産も行っているという。メインコレクションと並列で展開するリゾートコレクション「アクア(AKUA)」では、企業の持続可能性目標の達成をサポートすることを目的に設立された組織「グリーン フューチャー プロジェクト」に加盟。アイテムを1点購入するごとに1本の木を植える仕組みを採用するなど、ブランド全体の活動を通して高い耐久性とサステナビリティを意識したものづくりを目指している。
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2024年春夏コレクションでは、デザイナーのクリスティーナ・タルディート(Cristina Tardito)が、世界各地を旅して人々や自然と触れ合う中で得たインスピレーションから見出した美の概念を表現。インカの都市の自然と幾何学的な建築の融合や、サバンナのゴールドとグリーンが印象的な色彩などから着想したパステルカラーやゴールドのアイテムを多く揃えた。価格帯は、トップスが約3〜7万円、ジャケットが10万円前後、ドレス類は約10〜13万円程度。
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12月には、ブランド初の写真集「リアリティ」の発売を予定している。コロナ前から計画と準備を進めていたという同書は、公募で選ばれた14歳から80歳までの幅広い年代のモデルたちが、自ら選んだクリスティーナ ティのアイテムを着用した姿を撮影したモノクロ写真集。カラフルで柔らかな印象のアイテムを多く揃えるブランドだが、“リアリティ”やメッセージの強さを打ち出すため、あえてモノトーンで力強いヴィジュアルを制作したという。今後も継続的に写真集を発表し、ブランドのメッセージを様々なプロジェクトを通して打ち出していくことを予定している。人柄やものづくりの姿勢だけでなく、自然の多い日本の風土もとても好きだというクリスティーナは「繊細なディテールにこだわる日本の顧客の好みと、私が追求するクリエイションの姿勢が通じている」と語り、改めて日本での展開に注力していく構え。今後も日本での積極的なイベントの開催を計画しているという。
◾️Kristina Ti:公式サイト
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