日本とアフリカのクリエイティブ産業を繋ぐプラットフォーム「アワトリ（Awa’Tori）」を運営するアワトリが、人や環境に配慮した完全受注生産型ファッションECサイトを開設した。

　同社は、アフリカにルーツを持つブッキー・アデジョビ（Bukky Adejobi）と清子・ウンバコ（Seiko Mbako）の2人によって2019年に設立。社名は、アフリカで広く使われるピジン語で「私たちのストーリー（Our Story）」という意味を持ち、文化や人、国を「合わ（Awa）せる」、日本とアフリカのマーケットを繋げる「通り（Tori）道」という2つの日本語の組み合わせたという。同社は、アフリカとアジアのクリエイティブ産業を国境を超えて伝えていくことをミッションとしており、これまで、ユナイテッドアローズと楽天の協力により設立されたアフリカと日本のクリエイティブマーケットを結ぶイベント「FACE A-J（Fashion and Culture Exchange, Africa Japan）」では、東京とナイジェリアのラゴスで5回のファッションイベントを開催した。

　同ECサイトでは、アフリカ人女性デザイナーによるブランドを展開。現時点では、ナイジェリアの伝統技法と使われていない地域資源を活用したシューズブランド「シェクード（SHEKUDO）」をはじめ、アフリカの歴史や伝統、現代アートからインスピレーションを得たファッションブランド「ハメトプ（HAMETHOP）」、ガーナ生まれのデザイナーが幼少時代や教育、モデルの経験など自身の人生をデザインに反映させたバッグブランド「カヤデゥア（KAYADUA）」の3ブランドをラインナップしている。

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◾️アワトリ：ECサイト