青山ヒフ科クリニックの院長で、ドクターズコスメ「ドクターケイ」の共同開発者の亀山孝一郎氏が、8月16日に逝去した。享年68歳。
亀山氏は1955年生まれ。1980年に北里大学医学部を卒業した後、北里大学皮膚科に入局。世界最大の研究所・米国立保健衛生研究所(National Institutes of Health, NIH)で、1986年から1989年まで、メラニンの生成について研究し、1999年には世界に先駆けて「ビタミンCのニキビに対する効果」と題した論文を公開した。この研究をきっかけに「ビタミンC療法の第一人者」として知られるようになり、アメリカから帰国後は皮膚科専門医や医学博士などの資格を取得し、北里大学皮膚科の講師を務めた。1994年に自由が丘クリニックの皮膚科部長に就任。1999年に独立し、青山ヒフ科クリニックを開設した。2002年にはオリジナル化粧品のドクターケイを発表し、2005年にはメディカルサロン「ビューティケイ」をオープン。ニキビや皮膚疾患に悩む多くの患者をサポートし、皮膚科学の発展に貢献した。
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広報による発表によると、死因は急性虚血性冠状動脈疾患。本人の意向により、通夜および葬儀は執り行わない。
ドクターケイでは、亀山氏の意思を引継ぎ、常識や流行にとらわれずに、肌にいいものを追求し続けていくという。
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