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繊研plus約10年ぶりに北京を訪れた。当時はひどかった大気汚染が解消され、街が明るくなった気がした。日曜日の昼の地下鉄車内は非常に混雑し、人気商業施設の一つである三里屯太古里に行くと、かなりの人出で若い男女が目立つ。おしゃれ女性を狙って、一眼レフカメラを抱えた男性が多いのにも驚く。
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三里屯のある朝陽区は消費・美食・おしゃれの街の建設を目標にしており、今は少々元気のない上海より消費力も高いように感じられた。新店舗やサービスも出ているようだ。例えば、「ハイダイブ潜水中心」は潜水練習兼撮影スタジオで、プール内で自身の人魚姿を撮影してくれる。日本円で約8万円するが、今までにない体験と画像の出来映えで人気という。ネット検索すると、上海ではこのサービス内容は出てこなかった。
「肉問屋」は日本式焼肉で、北京で多店舗化している。店内が独特で、日本の有名駅、店舗の看板を壁面の至るところに配置し、切符販売機を並べ、日本のサブカルチャー世界を作り出している。店員は一定期間、肉の焼き方をマスターしたという証明書もあって、味もおいしいとのこと。
中国の他都市から北京に移住した日本人の多くは「日常の北京はさほど面白くないし、まだそれほど洗練されていない」と漏らすが、この活気は見ておいた方がいいと思った。
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