Image by: 良品計画
「無印良品」を展開する良品計画が、「日本の木でできた家具」シリーズを7年ぶりに拡大する。10月2日から受注を開始し、無印良品 グランフロント大阪内事務所と無印良品 東京有明内事務所、空間設計部の公式サイトで取り扱う。
「日本の木でできた家具」シリーズは、2016年に専門商社の内田洋行と共同開発。丸太の中心から板や柱を取る際に出る、丸みのついた辺材を無駄なく活用し作られた「中空パネル」を使用した製品を展開してきた。
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今回は、新たに「三層パネル」と「台形集成材」を追加。三層パネルは、触れる機会の少ない2、3層目に節あり材や傷がある材を活用することで素材を無駄なく使った板で、ラミナと呼ばれる製板を集成して作った薄い板を繊維方向が直行するように三層に貼り合わせており、強度や形状保持性に優れているのが特徴だ。台形集成材は、立木の穂先や間伐材などの小径木と呼ばれる丸太の中心で柱が取れない細い木材活用して作られた天板で、小節は多いが抜節が少なく、多くのパーツが集まってできた板のため反りや割れに比較的強いという。それぞれ四国地方や宮崎県の木材を使用している。
アイテムは、ワークテーブル(13万5000円〜)、ワークデスク(8万2000円〜)、シェルフ(7万8000円〜)の3種類を用意。フレームや脚をスチール製にすることで頑丈で長く使える家具に仕立てた。
両社は今後、山と生活者の繋がりを深め持続可能な「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指しトークイベントやワークショップを開催するほか、SNSなどで積極的に発信をしていく予定。また、山と日常生活の関係や林業についてまとめた冊子「山がいきる」と、木材に使われる樹木の特性や木製品の取り扱いに関するガイドライン「木準」を両社のショールームや店舗に設置し、10月から啓発活動を行っていくという。
◾️日本の木でできた家具:公式サイト
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