ファミリーマートが、「ファセッタズム(FACETASM)」のデザイナー落合宏理と共同開発しているオリジナルブランド「コンビニエンス ウェア(Convenience Wear)」のファッションショーを実施した。コンビニ業界初となるファッションショーで、吉田鋼太郎や又吉直樹がランウェイを歩いた。
ショー会場となった国立代々木第二体育館の中央には、「未来のファミリーマート」をイメージした店舗を設置。コンビニエンスウェアで全身をコーディネートした老若男女、国籍を問わないモデルたちが、1人、2人組、親子連れなど自由な組み合わせで楽しげに会場を歩いた。店舗の上に設置された大型サイネージには、店舗内で買い物をするモデルたちの姿がリアルタイムで映し出され、コンビニエンスウェアが幅広い客層の日常に溶け込む「アパレルブランド」として広く普及した未来の世界を表現した。
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ショーの総監督は落合宏理が手掛け、同氏が学生時代から聴いているというバンド「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一率いるスペシャルバンドが音楽を担当。バンドメンバーがDJ、ボーカル、ギターと少しずつ増えていき、フィナーレに向かって「愛に満ちた演出」で会場を盛り上げた。
モデルには、ファミリーマートのアンバサダーを務める俳優の吉田鋼太郎と八木莉可子をはじめ、又吉直樹、内田理央、柳俊太郎、太田莉菜らを起用。フィナーレには、コンビニエンスウェアを全国展開する以前にトライアル展開した、大阪の150店舗の加盟店に勤める30人の従業員たちがオリジナルのユニフォームを着用して登場した。
イベント当日は、ファッションショー以外にも新商品の発表を実施し、事前に抽選応募を行った一般客も来場した。コンビニエンスウェアは、コロナ禍の2021年3月に全国展開を開始したが、ファミリーマートの細見研介 代表取締役社長は「コロナ禍も国内外のたくさんのお客さまに支えていただきました。改めてお客さまに感謝の気持ちを届けるためにこのフェスを行いました」とコメント。落合は「コンビニで服を売るという文化が生まれていく姿を楽しく表現しました」とショーを振り返った。
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