VFコーポレーションのホームページより
「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「シュプリーム(Supreme)」「ヴァンズ(VANS)」などを擁する米大手アパレル・フットウェアメーカーのVFコーポレーション(VF Corporation)が、事業再構築と世界的なオペレーション改善のために従業員500人を解雇したと、複数の海外メディアが報じた。
同社の従業員数は約3万3000人で、今回の人員削減は傘下の全ブランド、全事業機能、全地域にわたって行われたという。10月末に同社が発表した2024年2月期第2四半期の決算発表によると、同社傘下の主力ブランドは好調なザ・ノース・フェイスを除いて売上不振が続いており、「ティンバーランド(Timberland)」は営業収益が前年同期比7%減、「ディッキーズ(Dickies)」は同8%減、ヴァンズでは同21%減と2桁のマイナス成長を記録。引き続く売上不振を受けて、今年10月には「物言う株主」として知られる米投資会社のエンゲージド・キャピタル(Engaged Capital)やレジオン・パートナーズ・アセット・マネジメント(Legion Partners Asset Management)から、コスト削減や買収の中止、傘下ブランドの売却などの改革を迫られていることが報じられていた。
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同社の株価は、今年に入って32%下落(12月1日時点)している。
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