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繊研plus24年に誕生75年を迎えるファッションブランド「オニツカタイガー」は12月12日、東京・銀座にカフェなどを併設した世界初の体験型ストア「オニツカタイガー銀座ポップアップストア」を開いた。銀座エリアにオニツカタイガーの路面店は、これで四つ目。インバウンド(訪日外国人)客を意識し、モノではなく、ブランドを体感できる拠点として世界に発信する。
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ポップアップと名が付くが、時期ごとにテーマを大胆に変える常設店となる。地下1階~地上2階の3層で、総面積は約530平方メートル。地下1階にはブランドを代表するモデル「メキシコ66」を100点以上販売し、希少なアーカイブ品も展示する。購入客へ刺繍サービスも提供する。
赤を基調とした1階ではポップアップの第1弾企画として『鉄腕アトム』との協業品を世界に先駆けて販売。2階にはブランド初となるカフェ「トラカフェ75」を併設し、奈良の人気かき氷店「ほうせき箱」と協業したオリジナルかき氷5種を提供する。
オニツカタイガーは今期(23年12月期)、高成長が続く。1~9月の売上高は前年同期比40.8%増の448億円、カテゴリー利益は約2倍の130億円だった。インバウンド売り上げは過去最高で、日本での売り上げ115億円のうち、48億円を占める。
同ブランドにとって銀座は、グローバル戦略上、重要エリアに位置付ける。5月に銀座店横に日本製アイテムを中心に構成する新館を構えたほか、8月には建物全体をシグネチャーカラーの「タイガーイエロー」に染め上げたコンセプトストアを開設した。
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