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繊研plus日本での年末年始に中国事業関係者や元赴任者との集まりで、「風の時代」の話題が出た。風の時代とは西洋占星術による時勢予測。以前は「土の時代」で土地や資本を所有する物質主義だったが、20年から仲間や共有といった見えないものを重視し、持たない自由を楽しむ時代に移行したとされる。
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これは3年前から取りざたされているので特段新しくはないが、昨年に中国は不動産バブルが弾け、建築業、資材企業などが連鎖的に不振となり、マクロ経済は24年も低迷確定と言われている。所有欲が盛んだった中国人が買い替えを抑える節約モードになったのだから、風の時代の本格到来を感じる。今後のビジネストレンドをどう読み、運気を手繰り寄せようかと思案せざるをえないところである。
上海に戻り様々な人に近況報告を聞くと、このところ大気が良くなく、かすんでいたようで「あまり外に出なかった」と悲観的にとらえる人もいれば、「生産が活発化しているのでは」と前向きにとらえる声もある。一方で春節(旧正月)休暇まであと1カ月あるが、「仕事がないからすでに帰省している人も多い」ともいう。
日本人赴任者は企業業績が芳しくないため、減員により今年帰任する人が多い。組織の現地化も進んでおり、その後任は中国人だろうか。様々な人の生活環境が変わる年になりそうだ。
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