


◾️ネット通販最大手アマゾンの食品スーパー「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」は8日、3店舗を閉鎖した。
ローカルのニュースサイトやアマゾン・フレッシュのホームページから分かった。
8日までに閉鎖となったのは本社のあるワシントン州シアトル市内のキャピトルヒル地区にワシントンDCのローガン・サークル地区、バージニア州アーリントン地区にある店舗。
ローガン・サークル店(1733 14th St NW, Washington, D.C., DC 20009)は2021年7月にアマゾン・フレッシュ15店舗目でオープンした。
7,302平方フィート(約200坪)となったローガン・サークル店は800坪前後となる他のアマゾン・フレッシュと比べて極めて狭く、決済方法はキャピトルヒル店と同様に自動決済システム「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」しかなかった店舗だ。
アーリントン店(1550 Crystal Dr Arlington, VA 22202)は2022年7月オープンとアマゾン・フレッシュではかなり新しく、35店舗目となった店舗だ。
13階建てのオフィスビルの1階部分にある16,000平方フィート(450坪)は小型店ながら、ジャスト・ウォークアウトと通常のレジで併用する、いわゆるハイブリッド型となっていた。
これによりアマゾン・フレッシュは44店舗から41店舗となり、各店のチラシ等を閲覧できる「アマゾン・フレッシュ今週のお買い得品(This week's deals at Amazon Fresh)」でも上述の3店舗は消えている。
アマゾンは先週、アマゾン・フレッシュにあるジャスト・ウォークアウトを撤去し同社が開発したスマートショッピングカート「ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」に切り替えていくことを発表した。
アマゾン・フレッシュではジャスト・ウォークアウトとダッシュカートを同時併用した店舗はない。
アマゾン・フレッシュ18店舗に導入されているダッシュカートはホールフーズ・マーケット6店舗にも導入されており、カンザス州やミズーリ州のプライスチョッパー5店舗にもテスト展開されている。
今回スクラップとなった3店は200~450坪で、通常のフルサービスレジにセルフレジの設置、さらにダッシュカート(1店当たり20台前後)を配備するには狭すぎたのだ。
なお2世代目となるダッシュカートは、軽量でキャパも増大し買い物の利便性がさらに向上している。
ダッシュカート2.0とも呼べる次世代版は、店内での走行が気軽にできるように大幅に軽量化されているのだ。
商品を入れるバスケットの容量はオリジナル版より約2倍に拡大している。これまでは買い物袋が2つだけしか入らなかったが、最先端カートでは4袋も搭載できる。
バスケットの下には通常のショッピングカートのように棚が設けられており、ビールケースなどのかさばる商品を置けるようにも工夫されているのだ。
スキャナーやスクリーン等を内蔵するデバイスの下にも、バッグなどの所有物が収納できるスペースが設けられている。
進化版ダッシュカートは屋外にもだせるよう全天候型に改良されているのも特徴。風雨に耐えられるほか、重量のあるものをバスケットに落下させるなど10万回に及ぶ耐久テストも行っているという。
ホールフーズのダッシュカート専用ページにあるFAQには「通常のカートと同様にダッシュカートを店の外に持ち出して購入した商品を便利に降ろすことができます」とあるのだ。
なおジャスト・ウォークアウトを導入しているアマゾン・フレッシュが、いつダッシュカートに切り替えていくかについてはアマゾンは発表していない。
トップ画像:ジャスト・ウォークアウトの出口ゲートでクレジットカードを挿入。後藤はこれまで2,000~3,000ドルはジャスト・ウォークアウトしてきた。コンサルタントは"Skin in the game"だ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ジャスト・ウォークアウトについて、後藤は最も多く執筆しています。ニュースサイトに転載されている数多いです。ほとんどが「成功していない」という見方です。一方で他の執筆者による「日本のメディアではこういったプレーヤーたちをひとくくりにし、かつ取材者の個人的な見解による記事によって『うまくいっていないのではないか』という誤解を生んでしまっているように感じる」と後藤に対する、反論した記事がありました。ちなみに後藤はアマゾン・フレッシュやアマゾンゴーなど2,000~3,000ドルでジャスト・ウォークアウトしています。2022年上半期では食品購入のほとんどがアマゾン・フレッシュでした。コンサルタントにとって最も重要なことは単なる見解ではありません。コンサル思考の書籍も多数出回って一部にはベストセラーになっていますが、そんなものは差別化にもなりません。戦略的に絶対的なポジションを取るなら他者がやらないことをやるのです。つまり一次情報を取ること。視点を変えて洞察を得るまで何度も行います。
つまり伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉"Skin in the game"(スキン・イン・ザ・ゲーム)。時間や労力を使うだけでなく、実際に身銭を切ることでもあるのですよ。
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