ヒューゴ ボス（HUGO BOSS）が、ロシア事業をフィンランドを拠点とする百貨店 ストックマン（Stockmann）に売却すると複数の海外メディアが報じた。取引は2024年第3四半期中に完了する予定で、売却額は公開されていない。

　同社は、ロシアのウクライナ侵攻を受け2022年2月にロシア国内の全店舗とオンラインストアを閉鎖。これまで約2年間、ロシア国内での一切のビジネスを取りやめていた。

　ロシアウクライナ戦争をめぐっては、マクドナルドやスターバックス コーヒーなど大手企業が撤退を発表。ファッション関連企業では「ナイキ（NIKE）」や「ユニクロ（UNIQLO）」、「H＆M」、「ザラ（ZARA）」などが次々とロシアから手を引くなど、事業縮小が進んでいる。

関連記事

ファストリ柳井正会長「あらゆる戦争に強く反対する」　ロシアのウクライナ侵攻を強く非難

BUSINESS