ロクシタン・インターナショナル(L'Occitane International S.A.)が、香港市場における同社株式を非公開化する。親会社のロクシタン・グループ レイノルド・ガイガー(Reinold Geiger)取締役会長が公開買い付けで全株を取得する予定。1株当たり34香港ドルとし、買収額は約140億香港ドル(約2800億円)にのぼる。アメリカの投資会社大手ブラックストーンなどが資金供給をサポートする。
ロクシタンは2010年に香港市場で上場。9日から香港市場での株式売買が停止され、米ブルームバーグ(BLOOMBERG)などで上場廃止について株式非公開化に向けた契約が近いと報じられていた。上場廃止により、意思決定の迅速化や長期的な戦略の立て直しで成長回復を図ると見られている。なお、ロクシタン・グループは3月末時点で、ロクシタン・インターナショナルの株式72.39%保有している。
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