IMAGE by: FASHIONSNAP
「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」ブランドを保有するアシックスが9月10日、同ブランドの「DENTIGRE LS」、「DENTIGRE PUFF」、「DELECITY」に酷似するスニーカーをクラシカルエルフ社が販売しているとして、同社に対し不正競争防止法違反を理由に販売行為の差止等を求める訴訟を東京地方裁判所に提起した。
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クラシカルエルフは、埼玉県に拠点を置く、ファッションブランド「クラシカルエルフ(classical elf)」の運営会社。クラシカルエルフはららぽーと富士見に構える実店舗のほか、自社ECサイトはじめ、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)や楽天市場、Qoo10などで商品を販売している。
アシックスはこれまでクラシカルエルフに対し、不正競争防止法第2条第1項第1号を理由として同スニーカーの販売中止や在庫の廃棄、不正競争行為が行われないことを確認するために必要な情報の開示等を要求してきた。これに対しクラシカルエルフは、一部の要求事項には応じたもののそのほかは拒み続けたため、アシックス側は誠意ある対応が見られないと判断し、今回の訴訟提起に至ったという。
今回の訴訟に対しアシックスは「オニツカタイガーは、たゆまぬ企業努力により培ってきたブランド価値を毀損する行為を看過することはできません。オニツカタイガーでは製品デザインなどを含む知的財産を重要な経営資源と位置付けており、不正競争行為を含め、知的財産権を侵害するような行為に対しては断固たる措置を講じ、厳正に対処していく所存です」との姿勢を示している。
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