大丸松坂屋百貨店やパルコなどを傘下に持つJ.フロント リテイリングが9月24日、ギフト特化型ECサイト「タンプ（TANP）」への出資を発表した。出資額は非公開。

　タンプは、「ギフトプラットフォームNo.1」を目標に2017年に設立。2万5000点以上のギフトアイテムを一般消費者向けに取り扱っており、ギフトECに適した倉庫管理システム（WMS）や、ギフトならではのニーズに対応する独自のオペレーションを構築している。また、法人事業者を対象に3PL機能やデジタルギフト機能の提供する新規事業「ギフトDX事業」も展開を開始した。

　今回の出資は、大丸松坂屋百貨店のギフトEC事業拡大を目的に実施。タンプのギフトEC運営におけるノウハウや、倉庫管理システム、市場情報オペレーションを取り入れることで、大丸松坂屋公式オンラインストアの高質・高揚消費層からの支持獲得につながると判断した。

　今後は、大丸松坂屋公式オンラインストアのギフト対応強化に向けて、タンプのギフト商品の展開や、リコメンド機能の搭載、ギフトオプションの拡大などに着手。また、ギフトニーズ特化の倉庫システム・オペレーションの構築を視野に、具体的な協業内容を検討するとしている。

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