
Image by: HIEROPHANT
ラフ・シモンズ(Raf Simons)時代の「カルバン・クライン(Calvin Klein)」で経験を積んだアメリカ人デザイナーと、フローリストの越智康貴が手掛ける新ブランド「ハイエロファント(HIEROPHANT)」がデビューした。6月6日まで南青山の「LYDIA」で開催している展示会で、デビューコレクションの受注販売を行っている。
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ブランド名は、「知識を授ける者」や「伝統を守る者」を意味するタロットカードの「教皇(The Hierophant)」から引用。オーソドックスな衣服のデザインが社会に浸透した歴史的背景を紐解き、現代的に再解釈したデザインを展開することで、着用者が何気なく選んでいたアイテムの持つ歴史を感じ取り、能動的に服を選ぶきっかけを作ることを目指すという。

Image by: HIEROPHANT

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ファーストコレクションでは、パジャマ風のセットアップやケープ付きのトレンチコートなど、様々な年代や国で誕生したユニフォームを“東京感覚”で再解釈した5型をラインナップ。価格帯は、アウターが約9万円、トップスとボトムスがそれぞれ約3万円。生産は全て日本国内で行い、ユニセックス対応の3サイズを展開する。

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP
会場では、各アイテムの成り立ちがわかるトワルを、越智が手掛けた絵と花と共に展示することでブランドの世界観を表現した。

展示風景
Image by: FASHIONSNAP
コレクションのキーモチーフとなった「開襟パジャマ」は、19世紀末から20世紀初頭にイギリスの植民地だったインドや中東の伝統的な衣服をルーツに、イギリスを中心としたヨーロッパで誕生。日本でも戦後の洋装文化の一環として普及していった。当初はリネンやコットン、サテン、シルクといった上質な素材で作られていたが、産業革命の影響を受けて安価な生地のアイテムが大量生産され、1970〜80年代には、イブ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)などの影響によって外着化された。室内着と外出着の境界を曖昧にするような提案をしたココ・シャネル(Coco Chanel)をはじめ、さまざまなデザイナーたちや、ストリートスタイルの歴史の中で次第と洗練されていったパジャマを着想源にしたアイテムをデビューコレクションで打ち出すことを通して、越智は“相互監視的“な現代社会の中でも「自己の内面に向き合い、周囲の目を恐れずにありのままに発信していくことを肯定したい」という想いを表現したという。

Image by: HIEROPHANT
「伝統と遊びを取り入れた装いで過ごす、リラックスした日常」を表現したイメージヴィジュアルには、モデルの上田大輔を起用。写真家の川島小鳥が撮影した。今後はシーズンを問わず、ワードローブの幅を広げるアイテムを数型に限定したカプセルコレクション形式で、公式オンラインストアを中心に展開していくという。

Image by: HIEROPHANT
なお、同会場ではハイエロファントを手掛けるデザイナーが同タイミングで立ち上げたウィメンズウェアブランド「リアム・リウ(Liam Rioux)」も初披露。リアム・リウでは、職人のクラフトマンシップに着想した素材を現代的な視点で再構築することで洗練性を追求していくという。ファーストコレクションでは、日本で織られた100%ヘンプ(大麻布)生地「マヨタエ(Majotae)」を、創業100年を超える青梅市の藍染工房壺草苑で手作業で染色して仕立てたワンピースやジャケット、バッグなど5型を発表した。ハイエロファントと同様に会場で注文を受け付けている。




リアム・リウ
Image by: FASHIONSNAP
最終更新日:
◾️ハイエロファント:Instagram
◾️リアム・リウ:Instagram
◾️HIEROPHANT 1st exhibition
期間:2025年6月4日(水)〜6月6日(金)
会場:LYDIA
所在地:東京都港区南青山7-1-5-103
営業時間:12:00〜18:00
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