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受付にバーカウンター、役員室のドアは常に開放… DIESELが重視する“フレンドリーな組織”と働きやすさ

受付にバーカウンター、役員室のドアは常に開放… DIESELが重視する“フレンドリーな組織”と働きやすさ

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「DIESEL」といえば、デニムをはじめとするファッションアイテムのほか、ホームコレクション、ライフスタイル雑貨まで手がけるイタリア発のプレミアム・カジュアル・ブランド。音楽やアート、グルメといったカルチャーともコラボして世界観を発信し続けている。ブランドの根幹には、サステナビリティへの4つの責任が掲げられている。今回はその中から、従業員の多様な働き方を推進する取り組みや、それを実現するためのオフィス環境づくりをテーマに、ディーゼルジャパン株式会社の南郷真美さんと、エーバルーンコンサルティング株式会社の北川加奈さんが語り合った。

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南郷真美さん/ディーゼルジャパン株式会社 総務スペシャリスト
2004年に販売職として入社。店長としてマネジメントや後輩育成に携わったのち、社内インターンの公募に応募して営業職にキャリアチェンジ。担当店舗の巡回や売上向上施策の提案、百貨店との渉外業務などを経験。その後、営業での経験を活かし、現在は総務部門にてオフィス環境整備や社内コミュニケーションの促進、社員サポート業務を担当。現場を理解した実務力と柔軟な対応力を武器に、組織全体を支える役割を担っている。

北川加奈さん/エーバルーンコンサルティング株式会社 ヴァイスプレジデント・人材コンサルタント
静岡県出身。英国留学後、英語教師を経て人材業界に転身。2021年エーバルーンコンサルティングに上級職として就任。ラグジュアリー、ファッション、ライフスタイル、コスメ業界に強みを持ち、外資系エグゼクティブサーチに従事。3,000件以上の紹介実績があり、業界屈指のネットワークを誇る。平日は都会的なライフスタイル、週末はアウトドアを愛し、愛犬と共に都市と自然の調和の取れた生活を送る。

メンバーの要望を反映したバーカウンターで会話が弾む

北川加奈さん(以下、北川):まずは大阪の本社オフィスについてご紹介いただけますか。

南郷真美さん(以下、南郷):大阪オフィスは2019年に「なんばスカイオ」25階に移転しました。店舗スタッフを含めて900名弱の従業員のうち、80名ほどがこちらで勤務しています。

北川:オフィスの特徴を教えてください。

南郷:福利厚生のひとつとして、受付カウンターにバーを常設して無料でドリンクを提供しています。終業後の交流にはもちろん、店舗スタッフが研修や会議で本社に集まった際にも利用できます。お店に行くまでもなく、セルフサービスで気軽にお酒を酌み交わせるので、自然にコミュニケーションが生まれます。

北川:多くの種類のお酒が並んでいますね。

南郷:東京オフィスにも同様のスペースがあるのですが、従業員の希望に沿って揃えているので、東京と大阪ではラインナップが少し異なるんですよ。もちろん、ノンアルコールも置いています。

北川:25階というだけあって、眺望も素晴らしいですね。夜景を見ながら一杯……という楽しみ方もできそうです。南郷:すぐそばに御堂筋が走り、西側には京セラドームや海遊館も見えます。晴れた日には万博会場も見えるかもしれません。北側にはオープンテラスもあります。

北川:そしてオフィス内にはディーゼルのホームコレクションもコーディネートされているんですね。これまで多くの企業を訪問しましたが、ここまで家具やアートにもこだわりが感じられるオフィスは初めてです。ワクワクしてアイデアがたくさん浮かんできそうですね。

 南郷:そうですね。コロナ禍以降リモートワークという選択肢ができましたが、快適なので毎日通いたくなります。

ライフワークバランス、キャリアアップのための制度も充実

北川:オフィスの他に、働きやすいと感じる制度はありますか? 

南郷:育児中の私にとっては、リモートワークが導入されて働きやすくなりました。月8回までリモートワークが可能で、現在私は週1回在宅で勤務しています。時短勤務は子どもが小学3年生になるまで可能です。

北川:子育てと両立しやすいという点は大きいですね。勤務時間はフレックスでしょうか。

南郷:はい。11時から15時までのコアタイムに勤務して、月の合計労働時間を満たしていれば出勤・退勤の時間は自由です。

北川:キャリアアップ・キャリアチェンジのための制度についてはいかがでしょうか。

南郷:社内インターンの公募制度があります。私自身、もともと店舗スタッフとして入社して10年ほど販売をしていたのですが、あるとき本社の営業部の募集があったので手を挙げて転属しました。

北川:まったくの異職種からのチャレンジも可能なのですね。ダイバーシティ&インクルージョンにも力を入れていると聞きました。

南郷:特例子会社としてディーゼルジャパンサービスという会社を設けており、障害を抱えた方を中心に雇用しています。こちらではディーゼルジャパンの本社業務の一部を委託しており、仕事を通じてスキルアップや自立できる環境づくりをサポートしています。オフィスグループとバックヤードオフィス、倉庫グループの3部門に分かれていて、全部で15名ほどが在籍しています。

北川:具体的にはどのような仕事をされているのでしょうか。

南郷:多岐にわたるのですが、例えばオフィスの清掃や名刺の作成、社内イベントの企画運営、サポートなどを担当しています。総務系の業務だけでなく、人事、経理、システムなどさまざまな部署からの依頼に対応いただいています。ディーゼルジャパンサービスのオフィスは大阪オフィスの一角に作られていて、扉1枚の隔たりしかないのでお互いに行き来しやすくなっています。 

北川:どのような経緯で設立されたのでしょうか。

南郷:障害者雇用を進めていた際、各所で雇用するとマネジメントがうまくできないという課題があったんです。そこで本社スタッフと同じフロアで一緒に働いてもらうと、うまく業務を進められるようになりました。子会社化して11年目となり、任せられる業務の幅もかなり広がってきています。

北川:なかなか国の基準の通りに採用できないという企業が多い中、人数を確保して障害の有無にかかわらず協働されているんですね。社員同士の関係性もかなり深まっているのではないでしょうか。

南郷:設立当初から在籍しているスタッフからは、「最初は仕事をもらう側という意識が強かったのですが、最近は対等な関係でこちらからも仕事をお願いできるようになってきた」と聞いています。

退職者からも愛されるフレンドリーな企業風土

北川:退職された方も御社を「いい会社だった」と語ると聞いたことがあります。会社のどんなところがそのような発言に繋がっていると思いますか。

南郷:何名かにヒアリングしたところ、共通して聞かれるのが「フレンドリー」というワードでした。オフィス内のバーはコミュニケーションを大切にする風土を象徴するものであり、素晴らしいという声もありました。業務と直接関係のない世間話が気軽にできる仲の良さは、一度外に出るとより感じられるものなのかもしれません。役員室のドアは常に開放されていて、いつでも誰でも役員に話をしにいくことができます。またファッション感度の高いメンバーが多いので、刺激を受けやすかったり、グローバルブランドならではの最先端の情報が得られたりする点も挙げられます。

北川:確かに、先日店舗に行ってみたところ、皆さんの接客が程よい距離感で馴れ馴れしくなく、心地よいフレンドリーさがありました。本日お伺いしてみて、そのルーツに触れたような気がします。一度離れた方からも支持されるのも納得です。

文:大貫翔子
撮影:永田和幸

最終更新日:

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