ゲスのバッグ
Image by: FASHIONSNAP
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「ゲス（GUESS）」を展開するGuess?, Inc.が、米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ（Authentic Brands Group、以下ABG）との提携に伴い、株式を非公開化すると発表した。ABGが実質的にほぼ全ての知的財産を取得。ABGが株式51％を保有する新設会社が事業を担うが、事業自体はGuess?, Inc.の経営陣が引き続き運営する。
ゲスは1981年にロサンゼルスで創業。当時、前例がなかったスリムフィットのストーンウォッシュジーンズで名を馳せた。現在はアパレルからデニム、ハンドバッグ、時計、アイウェア、フットウェアまで幅広く展開。ライセンス供与も行っている。今年5月時点でヨーロッパやアメリカ、アジアで直営店1000店舗以上を出店。パートナーおよびディストリビューターは世界約100ヶ国で事業を展開し、500店舗以上を運営している。2024年2月にはWHPグローバルと提携し、「ラグ ＆ ボーン（rag & bone）」を買収することを発表した。
今回の取引ではGuess?, Inc.の株式を非公開化するため、ABGなどが株主から過半数株式を前日終値に対して26％高い16.75ドルで買い取る。評価額は約14億ドル。取引はGuess?, Inc.の2026年度第4四半期に完了する見込みだ。
ABGによると、ゲスはABGのポートフォリオで2番目に大きなブランドになるという。新設会社は、株式51％をABGが保有し、残りの49％はゲスの共同創設者モーリス・マルシアーノ（Maurice Marciano）とポール・マルシアーノ（Paul Marciano）、ニコライ・マルシアーノ（Nicolai Marciano）、およびCEOのカルロス・アルベリーニ（Carlos Alberini）が所有する。ABGはグローバルブランドプラットフォームとパートナーネットワークを活用し、ゲスを新たなカテゴリーや地域に拡大すると同時に、アーカイヴを再活性化する計画だという。
Guess?の共同創設者兼最高クリエイティブ責任者であるポール・マルシアーノは、「44年の歴史の中で、Guess?はファッション業界のグローバルリーダーとしての地位を確立した」と前置きし、「世界第2位のライセンサーであり、強力なライフスタイルおよびエンターテイメントプラットフォームを持つオーセンティックと力を合わせることで、この基盤をさらに発展させ、グローバルライフスタイルブランドとしての私たちのリーチを拡大することが可能になる」と続けてコメントした。
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