
リーバイス 原宿フラッグシップストアの店内
Image by: FASHIONSNAP
デニムの象徴として業界を牽引してきた「リーバイス(Levi’s®)」が、「シンゾーン(Shinzone)」とパートナーシップを締結し、新プロジェクト「Levi's® I Shinzone」をスタートした。これまで、国内外のさまざまなブランドとの協業を重ねてきたリーバイスが、今、シンゾーンとタッグを組んだ理由とは?
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同パートナーシップでは、リーバイスの定番アイテムをベースにしたカスタマイズデニムを2型製作。リーバイスの名品とされている1936年の「Type I Trucker Jacket」を採用した「LVC 1936 TYPE I TRUCKER JACKET」(4万4000円)と、マリリン・モンローの着用によって、ワークウェアとしてのデニムのイメージを一新し、ファッションアイテムへと押し上げた世界初の女性用ジーンズ「701」をベースにした「701 JEANS BLACK EMBROIDERY」(2万7500円)にシンゾーンならではのカスタマイズを加えた。




Image by: シンゾーン
いずれのアイテムも、ブラックオーバーダイ(後染め)を施し、「ラブレター」をテーマにした手書き風のメッセージを刺繍であしらった。トラッカージャケットの背中には「THANK YOU FOR BEING THE ONE AND ONLY(唯一無二の存在でいてくれてありがとう)」、701には、ウエスト部分に「CAN’T GET ENOUGH OF YOU(あなたに夢中)」のメッセージをデザイン。経年変化によって色落ちすることで、刺繍が徐々に浮かび上がる仕様となっている。
同アイテムは現在、シンゾーンの札幌店を除く各店舗とリーバイスの一部店舗で販売中。発売から数日、シンゾーンのオンラインストアではすでにほぼ完売となっており、店頭でも同アイテムを目当てに来店する顧客が目立つという。「男性から『パートナーへのギフトとして購入したい』という声や、小さい子どもを持つ顧客から『長く愛せるデニムなので、将来的には息子に譲りたい』という声も上がっている。“ラブレター”というテーマに付随したメッセージを、デニムならではの経年変化とかけ合わせたことで、より多くの方に価値を感じてもらえている実感がある」(シンゾーン 担当者)。

リーバイス 原宿フラッグシップストアをはじめとする一部店舗の店頭では、シンゾーンとの協業アイテムと同ブランドによるキュレーションアイテムを展開。
Image by: FASHIONSNAP
価値観が合致し、パートナーシップが実現
同パートナーシップは、リーバイスからのオファーによって実現。同社はこの数年、アイコンであるデニム以外のファッションアイテムにも注力し、トータルアパレルブランドへと進化を加速させている。それを受け、ブランドとして新たな訴求方法を模索する中で、シンゾーンとのタッグに辿り着いたという。シンゾーンが掲げる「デニムに合う上質なカジュアル」というコンセプトが、リーバイスが女性顧客に広げたい価値観と合致したことから、ベーシックなアイテムをレイヤードや小物、ジュエリー使いで魅力的に見せることに長けたシンゾーンのスタイルを通して、リーバイスのアイテムの進化を訴求する狙いだ。
シンゾーンの染谷代表は、リーバイスからのオファーを「飛び上がるほど嬉しかった」と振り返る。「創業以来、デニムをブランドの核としてきたシンゾーンにとって、“デニムの象徴”とも言えるリーバイスからの申し出は極めて光栄なこと。評価していただけたことで、『やってきたことは間違っていなかった』と、自信にもつながりましたし、当然、二つ返事で承諾しました」(染谷代表)。協業を通して、両者がともに意識したのは「互いの世界観を尊重すること」。「リーバイスへの愛と敬意を込めた『ラブレター』をコンセプトとして、単なるスタイリング提案にとどまらず、ブランドへの思いを形にしました。それは、リーバイスが我々の世界観やエッセンスを尊重し、信頼関係を築いてくださったからこそできた挑戦です」と染谷代表は話す。



シンゾーンによるキュレーションアイテムでスタイリングを組んだボディ
Image by: FASHIONSNAP
リーバイスの一部店舗では、カスタマイズデニムに加え、シンゾーンがキュレーションしたリーバイスのアイテムも展開。これらは、同パートナーシップのためにシンゾーンが制作したブックレットにも掲載している。シンゾーンは、これまでも毎シーズン、ブックレットなどの印刷物を制作。顧客とのコミュニケーションツールとして、紙媒体を活用してきた強みを活かし、今回も制作に至ったという。リーバイスのベーシックアイテムをシンゾーンの視点で再解釈し、シンゾーンのセレクトアイテムと組み合わせたスタイリングをヴィジュアルに落とし込むことで、パートナーシップの理念を発信する狙いだ。

シンゾーンのキュレーションアイテムを使用したヴィジュアル
Image by: FASHIONSNAP
また、今週末の8月30日と31日には、シンゾーン表参道本店でポップアップを開催。期間中は、リーバイスのカスタマイズステーション「リーバイス テーラーショップ(Levi’s® Tailor Shop)」のテーラーが同店に常駐し、カスタマイズアイテムや、同店で取り扱いのあるリーバイスのヴィンテージアイテム、ブックレットに掲載のあるリーバイスのデニムアイテムを対象に、刺繍サービスを提供する。

ポップアップ店頭では、シンゾーン限定の刺繍デザインを用意。
Image by: FASHIONSNAP
「デニムは自由で楽しいもの」新たなファンの創出へ
リーバイスは同パートナーシップを、より多くの人々、特に女性が自由にデニムを楽しむためのヒントと位置づける。長い歴史と伝統による専門性の高さから、敷居が高いと感じられている側面があることを踏まえ、今回の協業には「もっと自由に、ルールにとらわれずワクワクしながらデニムを楽しんでほしい」という思いを込める。今回をきっかけに「誰もが自分自身のデニムスタイルを発見する手助けになること」を願っているという。
同パートナーシップを踏まえて、シンゾーンは、タイムレスなスタイルにさらに磨きをかけ、強みであるメイド・イン・ジャパンのものづくりをさらに強化する構えだ。染谷代表は「我々は、これからも流行を追いかけるのではなく、タイムレスに長く着られるデニムスタイルを突き詰めていきます。そして、メイド・イン・ジャパンのものづくりを通して、将来的にはシンゾーンのデニムで世界に挑戦したいと考えています」と展望を見据える。両者が原点に立ち返って結んだ今回のパートナーシップは、自由で楽しく、長く愛せるという価値を軸に、デニムの“当たり前”を更新していく。
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