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メタ(Meta)が、スマートグラスの新作「Meta Ray-Ban Display」を発表した。「レイバン(Ray-Ban)」と共同開発し、初めてフルカラーの高解像度ディスプレイを内蔵。筋電図(EMG)技術を活用したリストバンド「Meta Neural Band」と組み合わせて使用することで、スマートフォンを使わずに様々な操作を可能にした。
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高解像度ディスプレイは必要な時だけ表示され、不要な時には消える仕組み。ディスプレイはレンズのサイドに配置されているため、ユーザーの視界を遮ることなく、簡単に情報を確認できるという。リストバンドに搭載したEMG技術は、筋肉の活動によって生成される信号をメガネへのコマンドに変換するもので、親指を左右に軽くスワイプするなど、微妙な手の動きだけで直感的にメガネを操作できるよう設計されている。レンズには紫外線でカラーが変化する調光機能「トランジションズ®(Transitions®)」を採用し、屋内外および昼夜を問わず快適に着用できる。
主な機能は、AIアシスタントが質問への回答や手順を視覚的に表示するほか、写真プレビュー、目的地までのナビゲーション(一部の都市でのベータ版)、会話のライブキャプションと翻訳、音楽再生など。WhatsAppやMessenger、Instagramなどのメッセージを表示し、ハンズフリーでビデオ通話も可能となっている。
Meta Neural Bandの本体には火星探査車のクラッシュパッドに使用されているVectran素材を採用することで、耐久性と柔軟性を両立させた。最大18時間のバッテリー駆動時間とIPX7防水性能を備えている。Meta Ray-Ban DisplayとMeta Neural Bandを併用した場合のバッテリー駆動時間は最大6時間で、ポータブル充電ケースを使用すれば最大30時間まで延長できる。Meta Neural Bandは3つのサイズを展開する。
価格は、スマートグラスとリストバンドのセットで799ドルから。カラーバリエーションはブラックとサンドの2色で、米国では9月30日から販売開始する予定だ。カナダ、フランス、イタリア、英国での発売は2026年初頭を予定。日本での発売については現時点で発表されていない。
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