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ユニクロ25年8月期、国内売り上げ1兆円を突破 H&Mを猛追し世界2位へ王手

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ユニクロ25年8月期、国内売り上げ1兆円を突破 H&Mを猛追し世界2位へ王手

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 ファーストリテイリングが運営する「ユニクロ(UNIQLO)」の国内売上高が、2025年8月期に初めて1兆円を突破し、前期比10.1%増の1兆260億円となった。9兆円前後と言われる国内アパレル市場規模の10%超をユニクロが占めていることになる。高齢化・少子化が進む成熟市場にあっても、「ユニクロの成功例を『ジーユー(GU)』など異なる価格帯でも横展開していけば、ファーストリテイリングとして国内市場シェア20%も不可能ではない」と柳井正会長兼社長は話す。

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 ファーストリテイリングの2025年8月期連結業績は、売上高にあたる売上収益が同9.6%増の3兆4005億円、営業利益が同12.6%増の5642億円、純利益が同16.4%増の4330億円と、4期連続の過去最高業績を達成した。国内ユニクロ事業に加え、海外も北米や欧州、韓国、東南アジア・インド・豪州が大幅な増収増益。踊り場状態にあったグレーターチャイナも、構造改革の中で再成長の光が見えてきた。

 「グローバルでユニクロのブームが起きている」と柳井会長。1998年にフリースブームが起こって日本で全国的な知名度を得たときになぞらえ、「全世界でこれほど売れることは今までなかった。ブームとは一過性の悪いものではない。まずはブームでブランドを知ってもらわないことには、買い物にはつながらない」と自信を深める。

 アパレルの世界最大市場であり、直近はトランプ関税で不透明感が強まっている北米事業も、売上高は円ベースで前期比24.5%増の2711億円、事業利益は同35.1%増の442億円と大幅な増収増益を達成。テキサスやカリフォルニアでの新規出店の成功に連動してECも伸び、関税分のマイナス影響を大きく跳ね返した。塚越大介ファーストリテイリング上席執行役員COO ユニクロ社長兼COOは、「北米でブームを起こす」「北米、欧州でそれぞれ売上高1兆円を目指す」と意気込む。

 全世界での「全方位成長の加速」を掲げ、2026年8月期は売上収益で前期比10.3%増の3兆7500億円、営業利益で同8.1%増の6100億円、純利益で同0.5%増の4350億円を見込む。アパレル小売業世界1位で、「ザラ(ZARA)」擁するスペイン・インディテックス(2025年1月期で売上高約6兆8000万円)の背中はまだまだ遠いが、2位のH&M(2024年11月期で売上高約3兆7800億円)にはいよいよ迫ってきた。

最終更新日:

◾️ファーストリテイリング2025年8月期通期連結業績
売上収益:3兆4005億円(前期比9.6%増)
営業利益:5642億円(同12.6%増)
純利益:4330億円(同16.4%増)

◾️ファーストリテイリング2026年8月期通期連結業績予想
売上収益:3兆7500億円(同10.3%増)
営業利益:6100億円(同8.1%増)
純利益:4350億円(同0.5%増)

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